昭和歌謡と人情物語
来春、ニューヨーク公演決定
昭和歌謡ミュージカル「田園ユニバースNY」
エンターテインメントを通して日米親善を目的とする非営利団体「キャッチ・ユーエス・パフォーミング・アーツ(CATCH US Performing Arts)」、略称「クーパ(CUPA)」は2025年4月13日(日)、 ミュージカル「田園ユニバースNY」を上演する。アッパーウエストサイドのシンフォニースペースを会場に、マチネ(午後2時から)とソワレ(午後6時から)の全2公演。入場は12歳以上。
2021年、日本で初演された歌謡劇「田園ユニバース」。昭和から平成時代の懐かしい歌謡ヒット曲を中心に構成された作品は、幅広い世代が楽しめると好評を得た。23年12月には大阪と東京で再演され、大成功を収めた。主催はアーツハンド、企画・演出はプロデューサーでダンサーの西郷輝美。昭和歌謡と人情物語を組み合わせたオリジナル作品だ。
元祖「田園ユニバース」をニューヨークのパフォーマーで再構成した「田園ユニバースNY」は、今回が初となる海外公演。大阪万博を記念して企画されたもので、異文化交流を深めることを目的に、日本の「昭和文化」をアメリカに伝える。
物語の舞台は1997年、大阪の老舗キャバレー「田園ユニバース」。看板女優のたまきを中心に、大阪とニューヨークのキャバレーで繰り広げられる人間模様が描かれる。ニューヨークで奮闘する輝子をはじめ、日本人パフォーマーたちの日常と、彼らを支える人々の温かさがしみるハートウォーミングな物語。
演出は、俳優としても活躍中のエディ大野トール。脚本は川島雅美、歌唱指導は吉岡ちょこ。出演者は、宝塚に14年間在籍した漣レイラが「たまき」を、日本公演「ハリーポッター呪いの子」に出演した岩田華怜が「輝子」を演じる。さらに、ニューヨークで「昭和歌謡ショー」を披露したパイオニアのトシ・カプチーノ、俳優の松坂龍馬、ドラァグクイーンのDucky &Patsyに、NYで活躍中のダンサーやシンガーも加わり、舞台に華やかさとユーモアを添える。
ダンスナンバーは、石川智子や川手恭治ほか、多数の振付師が手掛けており、多様性に富んだ個性的なパフォーマンスも見どころのひとつ。
日本の歌謡曲をベースに、歌、ダンス、劇を融合させた新感覚の「田園ユニバースNY」。懐かしさを感じると同時に、これまで観たことがない新鮮で熱い舞台がNYに上陸する。
出演:漣レイラ/岩田華怜/トシ・カプチーノ/松坂龍馬/佐山リチャード/川手恭治/佐脇直人/窪田弥生/小野由利加/生方さくら/堀部たまき/古井伽林/Ducky & Patsy/平川美代子/鈴木レオ/窪田奏音
CUPAは2018年9月1日に501(C)(3)米国法人として発足。日本をキーワードに、パフォーミングアートを通してアーティスト支援や若手育成、日米交流を掲げ、より良い社会作りを目指す。2024年3月にクパダン(CUPADAN)ショーケースを、8月に大阪万博記念として大阪のミュージカル2団体「Little Star」(ジュニア)と「発起塾」(シニア)のニューヨーク公演を開催した。
昭和歌謡ミュージカル「田園ユニバースNY」
■2025年4月13日(日)
●昼の部:2:00pm ●夜の部: 6:00pm
■会場: Leonard Nimoy Thalia at Symphony Space
2537 Broadway
■12歳以上対象 ■料金:TBA
■https://catchus.org