ヒューストン・コンウィル「オープン・シークレット」
HOUSTON CONWILL : The Open Secret, 1986
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ケンタッキー州ルイビルで生まれ、ニューヨークのブロンクスで亡くなったアフリカ系アメリカ人のヒューストン・コンウィル(1947〜2016)は、彫刻家、画家、コンセプチュアル・アーティストとして活動。1960年代のアメリカで、黒人によって始められた文化的な運動「Black is beautiful(黒は美しい)」で、同じ人種の活動家や知識人などを、作品を通して称賛。著名な作品のひとつに、ニューヨーク市立図書館のショームバーグ黒人文化研究センター(Schomburg Center for Research in Black Culture)のフロアデザインがある。人造大理石と黄銅を使用し1992年に完成した同フロアは、アメリカの黒人詩人、ラングストン・ヒューズを讃えている。ハーレムの「スタジオ・ミュージアム・イン・ハーレム」は、コンウィルの作品を「黒人文化における永遠の記念碑である」と評価する。