2019年2月22日号 Vol.344

地下鉄アート

駅:23rd St (Manhattan)

ウィリアム・ウェグマン「ステーショナリー・フィギュア」
William Wegman: Stationary Figures, 2018

ウィリアム・ウェグマン
All photos by YOMITIME

ウィリアム・ウェグマン

ウィリアム・ウェグマン

ウィリアム・ウェグマン


2018年11月29日、4ヵ月の改装工事を終えてオープンした23rd St駅に、洋服を着た犬たちが登場。作家はワイマラナー犬をコスプレさせ、あたかも人間のように撮影することで知られるアーティスト、ウィリアム・ウェグマン(1943〜)。「ステーショナリー・フィギュア」と名付けられた本作は、ガラスモザイクで制作された11枚で、ウェグマンは「プラットフォームで、あなたの隣にいるかもしれないキャラクターの肖像画を作りたかった」とコメントを残している。制作を手掛けたのはドイツのフランツ・マイヤー社(Franz Mayer of Munich, Inc.)。1847年に設立された同社は、モザイクとステンドグラス制作においては世界有数のスタジオ。歴史的な作品の修復に加え、世界中の芸術家や建築家のプロジェクトを手掛けている。綿密に計算されたモザイク画は一見の価値ありだ。


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