Advertisement
セントラルパーク入り口に新アート誕生
アル・カディリ「ファースト・サン」
古代エジプトの神を再解釈
人と自然の調和を象徴
2025年9月19日号掲載|3
虹色に輝く巨大な太陽神「ファースト・サン」が、セントラルパーク入口、ドリス・C・フリードマン・プラザ(5番街と60丁目の角)に登場した。モニラ・アル・カディリ(1983年セネガル・ダカール生まれ)の新作彫刻で、訪れる人々に再生と希望のメッセージを放っている。

アル・カディリは現在、ベルリンを拠点に活動するビジュアル・アーティスト。16歳でクウェートから日本に留学、東京藝術大学で博士号を取得している。
「ファースト・サン」は、アル・カディリがエジプトでラムセス1世の墓を訪れ、スカラベ(フンコロガシの一種で、古代エジプトで太陽や生命の再生の象徴とされた虫)の顔を持つ太陽神「ケプリ」の絵画に出会ったことに触発された作品。ケプリは、生命や再生、新しい始まりをイメージさせ、しばしばスカラベの姿で表現される。
Advertisement
女性とも男性とも解釈できる中性的な姿で、顔を覆うように配されたスカラベは、見る位置によって色が変化。一日の始まり、再生、希望を意味するとともに、都会の喧騒の中、自然とのつながりや人間と動物との調和を象徴している。

展示場所のドリス・C・フリードマン・プラザは、人通りの絶えない五番街と、緑豊かなセントラルパークの入り口が交わる地点。この場所に設置されることで、都市と自然の対比そのものが作品のテーマと重なり合い、より深い問いを投げかけている。
展示は2026年8月2日(日)まで。
Monira Al Qadiri: First Sun
■2026年8月2日(日)まで
■会場:Doris C. Freedman Plaza
Central Park, 5th Ave. and 60th St.
■https://www.publicartfund.org