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アッパー・イースト・サイド周辺
対象の郵便番号は10028・10128・10075
市が160基超の冷却塔を緊急消毒
2026年7月9日投稿
アッパー・イースト・サイドでレジオネラ症の感染が拡大している。ニューヨーク市当局によると、感染者は46人となり、7月初旬に確認された2人から急増した。現在22人が入院しているものの、死亡例は報告されていない(7月9日発表)。

感染が確認されているのは、郵便番号10028、10128、10075を中心とする地域で、警戒区域はセントラルパーク東側の東74丁目から東97丁目付近まで拡大。市は、この地域に6月下旬以降滞在し、発熱や咳などの症状がある人は医療機関を受診するよう呼びかけている。
市当局は、今回の集団感染の原因について、建物の給排水設備ではなく、ビル屋上などに設置された大型空調設備の冷却塔(クーリングタワー)から発生した水霧(ミスト)による可能性が高いとみて調査。初期検査でレジオネラ菌が検出された複数のビルを特定し、エリア内にある160基以上の冷却塔に対し、一斉清掃と消毒を命令した。
人から人への感染はない
レジオネラ症は人から人へ感染する病気ではなく、菌に汚染された微細な水滴を吸い込むことで感染する。市は、飲料水の利用や料理、シャワー、家庭用エアコンの使用はいずれも安全であり、日常生活で過度に心配する必要はないとしている。
風邪のような症状
症状は風邪やインフルエンザに似ており、発熱、咳、悪寒、筋肉痛、呼吸困難などが現れる。50歳以上の人や喫煙者(元喫煙者を含む)、慢性肺疾患のある人、免疫機能が低下している人は重症化しやすく、早期診断と抗生物質による治療が重要だ。市は、高齢者など感染リスクの高い家族や近隣住民にも体調の変化がないか注意を払うよう呼びかけている。
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マンハッタンでは2025年夏にも、セントラル・ハーレム地区で大規模なレジオネラ症の集団感染が発生、118人が感染、7人が死亡した。この事例を受け、市は2026年5月から冷却塔のレジオネラ菌検査をより頻繁に義務付ける新たな規制を施行。さらに2027会計年度に向けて、検査官の増員や地域への啓発活動、地域団体との連携強化などの対策も進めている。
現時点で感染源となった建物は最終的に特定されておらず、市は調査を継続している。今後、対象ビルの公表や追加の検査結果が発表される見通しだ。
相談窓口
かかりつけ医がいない場合は、ニューヨーク市の311に電話するか「844-NYC-4NYC(844-692-4692)」へ連絡すると、保険や在留資格にかかわらず受診先を案内してもらえる。
診察時のポイント
医療機関では、以下を伝えること。早期に診断されれば、抗生物質による治療が非常に有効だという。
・6月下旬以降に対象エリアへ滞在したこと
・レジオネラ症の流行地域にいたこと
・レジオネラ症の検査を希望すること
■警戒エリア:セントラルパーク東側・東74丁目〜東97丁目付近
■対象ZIPコード:10028、10128、10075
■感染源の可能性:大型ビルの冷却塔(クーリングタワー)
■主な症状:発熱、咳、悪寒、筋肉痛、呼吸困難
※2026年7月9日現在の情報
■情報サイト
・https://www.nyc.gov/site/doh/health/health-topics/legionnaires-disease.page
・https://www.nyc.gov/mayors-office/news/2026/07/mayor-mamdani
・https://advocate.nyc.gov/blog/legionnaires-outbreak-2026