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2025年1月31日号掲載
北海道の高校生を招待
「蕎麦屋」でそば打ち披露
イーストビレッジでレストランを展開する「TICレストラングループ(八木秀峰社長)」は1月24日、グループ内の「蕎麦屋」に「北海道幌加内(ほろかない)高等学校」の教諭と生徒2人を招待、蕎麦打ちを実演した。

北海道幌加内高は、地域の活性化や所得向上の優良事例を表彰する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(農林水産省)で、第11回グランプリを受賞。同校は地域特産の「そば授業」が必修科目で、そば職人などの人材輩出にも貢献。そばを通しての地域交流に加え、観光資源や地元の魅力を発信している点が高く評価された。
幌加内では毎年「そば祭り」が開催され、NHKが同校の活動をテレビで紹介。番組を見た八木社長は「若い世代を応援したい」という思いから同校へ連絡。彼らをニューヨークに招待するに至った。
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今回、来米したのは、大森拓教諭と高校2年の野口翔さんと作田康喜さん。「蕎麦屋」では、長野県倉科製粉所で挽いた安曇野(あづみの)産のそば粉を使用しているが、当日は、彼らが持参した北海道幌加内産の蕎麦粉を使用。野口さんと作田さんは、職人さながらの見事な蕎麦打ちを披露した。
蕎麦打ちを終え、ニューヨークを体験した2人は、「見るものすべてが鮮烈でした。海外に興味が湧いてきました」と目を輝かせていた。
八木社長は、「見聞を広げ、この経験を今後に生かして欲しい」と、エールを贈った。
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」とは:「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現に向け、ポテンシャルを引き出すことによる地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良事例を選定し、全国へ発信することを通じて他地域への横展開を図る取組み。
詳細:農林水産省(https://www.maff.go.jp)