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吉澤舞子・個展「OPEN to ATLAS」

吉澤舞子・個展「OPEN to ATLAS」
東洋医学にインスパイア

ニューヨークを拠点に活動する日本画家・吉澤舞子の個展「オープン・トゥー・アトラス」がブルックリンのJコラボ(Brooklyn Beauty Fashion Labo=BBFL)で8月25日(日)まで開催中。

日本画家・吉澤舞子
ボディ・ペインティングを披露した吉澤(右)

6月21日(金)、BBFLのリニューアルオープンを祝い、吉澤は即興パフォーマンスを披露。大村朋子のバイオリン演奏にあわせ、ダンサー・薄田真美子へのボディ・ペインティングを行った=写真=。

吉澤は女子美術大学短期大学部を卒業後、多摩美術大学日本画科に編入し、2012年に修士課程を修了。

「希望の創造」をテーマに制作を続ける吉澤のモチーフは、人体や臓器などが多く、さまざまな存在への変容の過程を描き、肉体と精神の両方の可能性を表現。絵画のほか、ステージでのパフォーマンスやボディ・ペインターとしても活動する。

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今回の個展は、ギリシャ神話の神アトラスを象徴。同時に臓器、地図(アトラス)、地面を意味し、アイデアは東洋医学からインスピレーションを得たという。

吉澤は、「東洋医学では、心と体の循環を改善し、健康を向上させるという概念があります。この考えが、作品『アトラス』に反映されています」と説明している。

日本画家・吉澤舞子

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