大阪から初の海外公演！「Little★Star」「発起塾」

子どもミュージカル劇団「Little★Star」
シニアミュージカル劇団「発起塾」
共に大阪から初の海外公演！

エンターテインメントを通して日米親善を目的とする非営利団体「キャッチ・アス・パフォーミング・アーツ(CUPA)」が支援する2つのパフォーマンス公演が行われる。いずれもマンハッタンのバルーク・パフォーミングアート・センターで行われ、共に入場無料。

8月22日(木)
Little★Star「鬼姫と月の唄」

大阪府堺市の子どもミュージカル劇団「Little★Star」(古賀和恵・代表/プロデューサー)による初の海外公演。

演目は、劇団内2チームの一つTeam Earthが2021年11月、堺市立西文化会館で上演し、好評だった子どもミュージカル作品。「鬼姫と月の唄―NYバージョン」として、英語による新曲を加えている。劇団内の2チームという枠を超え、もう一つのチームTeam Spicaと共同で行うビッグプロジェクトとなる。

ストーリーは、日本の戦国時代が舞台。妖怪と人間が対立を繰り返しながらも互いを認め合い、時代の闇に渦巻く恐ろしい怨念に立ち向かっていく様子を、歌とダンスで描いた妖怪冒険譚。

劇団Little★Starは2017年創設。2023年12月現在、小学生から高校生まで団員約80人。コロナ禍を経て、23年から25年の劇団スローガンを「みんなでチャレンジ!」と定めた。25年は、「子ども万博」への参加に挑戦する。

8月24日(土)
発起塾「花のクッキー売り娘」

1999年創設、大阪市のシニアミュージカル劇団「発起塾」(秋山シュン太郎・塾長/作家/演出家)による初の海外公演。

入塾条件は、50歳以上100歳未満の演劇未経験者。現在、大阪、京都、神戸、名古屋に稽古場があり、総塾生数約250人。最高齢は85歳。ミュージカルの創作・上演を通じて、シニアの生涯学習、健康促進、生きがい作り、地域交流を推進している。

「今回のニューヨーク公演は、『冥途の土産にミュージカルの本場でお芝居がしたい』という多種多様な思いを抱えた19人が参加しています」と、秋山シュン太郎塾長。全編英語で上演される。

ストーリーは、還暦を過ぎた劇場のクッキー売り「娘」の挑戦を描いたもの。昔は、タカラジェンヌかクッキー売り娘かと言われたほど、劇場でのクッキー売りは女性の花形職業だった。しかし幾たびかの経済危機でその需要もなくなり、ついに花のクッキー売り娘がいる劇場は2館を残すのみとなった。

その2館の売り子も還暦を過ぎ、若い販売員に職を奪われそうになっている。そしていよいよという時、花のクッキー売り娘生き残りをかけての挑戦が始まる。果たして花のクッキー売り娘は劇場で生き残れるのか?はたまた新しい道を選択するのか?