無料上演「最後の手紙:太平洋戦争の英霊の言葉」
「秋のヘルスフェア」の一環
ニューヨーク日系人会(JAA)ホールで10月4日(金)、「最後の手紙:太平洋戦争の英霊の言葉(Last Letters Home:The Voice of Japanese Soldiers in World War II)」と題されたコンサートが開催される。ニューヨーク日系人会邦人・日系人高齢者問題協議会(JAA)と、邦人医療支援ネットワーク(ジャムズネット)が共催で行う「秋のヘルスフェア」プログラムの一環。入場無料、要予約。
作曲家のカツキー真理による、太平洋戦争時に遺された日本兵の詩や遺書を元にした声楽作品。当時の若き日本人の清く美しい言葉と心情が、戦後80年を目前に、歌(上島幸恵・ソプラノ)とピアノ(三原有利加)で蘇る。ニューヨーク初演。
★プロフィール
カツキー真理(作曲家)
札幌市出身。ジュリアード音楽院 Evening Division にてConrad Cummingsに作曲を学ぶ。これまでに、イギリスのレコードレーベルRMNからピアノソロとピアノトリオ曲、Ablaze レコードから合唱曲、Naboraレコードからフルート、クラリネットとピアノのための曲がリリースされている。現在バークリー音楽院オンラインコースの、映画、TV、ゲーム音楽作曲科在学中。
上島幸恵(ソプラノ)
和歌山市出身。CUNY-Queens Collegeにて学士、修士号(声楽)を、University of Wisconsin-Madisonにて博士号(DMA・声楽)を取得。2015年度和歌山市文化奨励賞を受賞。2022年度The American Prize歌曲・オラトリオ(プロフェッショナル部門)第2位。今シーズンKentucky Operaの「蝶々夫人」公演にて主演、Madison Operaの「ドン・ジョバンニ」ツェルリーナ役で出演予定。
三原有利加(ピアノ)
石川県出身。桐朋女子高等学校、マネス音楽院大学修士、PSDを修了。NYコンチェルトコンクールにて優勝するなど各種国際コンクールで活躍。中国の深センにて教育プログラムコンサート、東日本大震災チャリティーコンサートに日本代表ソリストとして出演、ルーマニア日本国大使館からもサポートを受ける。2016年ピアノソロCDをリリース。ジュリアード音楽院、マネス音楽院の伴奏員を務めた。
■10月4日(金)5:00pm
■会場:ニューヨーク日系人会
49 W. 45th Street, 5th Floor
■入場無料(要予約)
■予約は 212-840-6942 / info@jaany.org