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ジャパン・ソサエティーで三島由紀夫を再考
舞台「金閣寺」と塩田千春個展で開幕
2025年9月5日号掲載|9
ジャパン・ソサエティー(JS)舞台公演部は、2025年秋から2026年初夏にかけての新シーズン・ラインナップを発表。その目玉企画として、今秋9月から12月にかけて「三島由紀夫・生誕100周年シリーズ(Yukio Mishima Centennial Series: Emergences)」を展開する。

戦後日本を代表する作家・三島由紀夫は、文学、美学、政治思想など幅広い領域で日本と世界に強烈な影響を与えた存在。同シリーズでは、三島が遺した作品群や思想、影響を受けた日本の伝統美を、舞台芸術を通して再考する。公演に加え、文学トークや映画上映も予定され、三島の全体像を多角的に探る試みとなる。
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シリーズの幕開けを飾るのは、JS委嘱による新作舞台「金閣寺」の世界初演だ。原作は1957年出版の代表作「金閣寺」。ニューヨークを拠点に日米演劇界をつなぐ演出家レオン・インガルスラッド(SITIカンパニー共同創立者)と、実験劇場からブロードウェイ、映画にまで活躍の場を広げる韓国系アメリカ人俳優メジャー・クルダが共同翻案。インガルスラッドの演出とクルダの独演による詩的なソロ・パフォーマンスとして立ち上げた。


© Carey Sheffield

さらに、人気美術家・塩田千春が舞台美術を担当。「生と死」や「不在の中の存在」を糸で表現する幻想的なインスタレーションを舞台に持ち込み、アメリカ人アーティストとの協業を通じて三島の世界観を可視化する。
また、JSギャラリーでは塩田のニューヨークにおける美術館初個展「Two Home Countries」を開催。第二次世界大戦終結80周年を機に制作された新作インスタレーションを含む作品群が展示され、空間全体を塩田の世界で満たす。
現代演劇「金閣寺」世界初演
■9月11日(木)〜20日(土)
■$30〜
展示「Chiharu Shiota: Two Home Countries」
■9月11日(木)〜2026年1月11日(日)
■一般$15、学生/シニア$10、JS会員無料
■会場:Japan Society:33 E 47th St
■https://japansociety.org