大西鏡子氏、友禅和紙着物カード制作
市内3店舗で取り扱い
「日本文化に関心を」
ニューヨークで舞踊・着付け・日本語を教える大西鏡子さんが、友禅和紙を使った手作り着物カードを制作し、市内3店舗で販売している。
取扱店は、マンハッタンに今年5月オープンした和菓子店・宗家源吉兆庵五番街店、クイーンズ区フォレストヒルズの日本食材店さくらや。1枚12ドル。同じくフォレストヒルズのアイディール額装店では、カードの他に壁飾り着物作品(1枚30ドル)も展示しており、希望の額を選び注文できる。
友禅模様は、手描きの着物文様として、江戸時代に始まったと伝えられている。大西さんの手作り着物カードは、その文様を手漉きの和紙に写したもの。
大西さんは、「着物と帯の調和・髪型を考工夫しています。印刷カードと異なり、舞踊の動きを基にした立体的なデザインが特徴。作者の朱印である落款を押しています。」と話している。購入者がメッセージを書き込めるように、カードの内側はブランクになっている。
また、舞踊・着付け・日本語を教える大西さんは、外国人にも日本文化に関心を持ってほしいと、各カードに毛筆で「寿」「祝」「幸」などの漢字を添え、裏面には英語でその意味を示している。
取扱店
宗家源吉兆庵 五番街店
■604 5th Ave.
さくらや
■73-05 Austin St., Forest Hills
Ideal Framing
■72-26 Austin St, Forest Hills