ひゃくだかずこ・写真展「オーチャード・ストリート」

ひゃくだかずこ・写真展「オーチャード・ストリート」
〜下町商店街の原風景〜

ニューヨーク在住アーティスト・ひゃくだかずこの写真展「オーチャード・ストリート(OR-CHARD STREET )」が、8月28日(水)から10月8日(火)まで、金融街のインターナショナルセンターで開催される。入場無料。

オーチャード・ストリートは、マンハッタンのローワーイーストサイド南北8ブロックにまたがる短いストリート。今ではバーやレストラン、ブティック、ギャラリーなどが軒を並べ、多くの若者でにぎわう通りへと発展を遂げた。

しかし、古くは19世紀後半から、生活必需品の露店が路上を占有していた通りだ。世界各地からの貧しい移民の暮らしを支えてきた熱気あふれる商店街だった。

近代になると、衣類や生地、帽子、カバン、おもちゃなどの専門店が、安さと品揃えを競っていた。

ひゃくだは2003年、活気に満ちた20世紀の繁栄が衰退へと移行する時代の変様を記録するために、オーチャード・ストリートをモノクロフイルムで撮り溜めた。今回はその中から12点、日本だとさしずめ「昭和の時代」ともいえる下町商店街の原風景を展示する。