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清野一慧「歌うことが生きる楽しみ」(ミュージカル俳優、ジャズ歌手)

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清野一慧 KAZUE KIYONO
「歌うことが生きる楽しみ」
ミュージカル俳優、ジャズ歌手
・出身:東京都

2025年12月19日号掲載|23

清野一慧
清野一慧

★好きな世界観

中学・高校は音楽が盛んな学校で、ミュージカル部に入って歌を始めました。合唱コンクールにも参加しましたが、当時は歌う楽しさよりも、練習が多すぎて辛いという気持ちの方が強かったです(笑)。中学3年生のとき、友達とミュージカルを観ようとしましたがチケットは完売。その後、偶然観た映画「五線譜のラブレター」で、コール・ポーターの曲、不思議で華やかな世界観に触れ、「こんな風に歌いたい」と強く思ったのを覚えています。

その後、たまたま見つけたオーディションを受け、リハーサルで歌唱指導を受けたとき、初めて歌うことの楽しさを実感。クラシック中心の声楽とは異なるポップス寄りのミュージカル唱法に触れ、新鮮さを感じました。また、じっくり作る環境とは違う、スピーディーでプロフェッショナルな現場の面白さから、エンターテイメントビジネスにも興味を持つようになりました。

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★早稲田大学文化構想学部で現代心理学を専攻

父から「音楽だけでなく学業も大切にしなさい」とアドバイスされ、大学に進学。成績が落ち込んだときも問題集を繰り返すことで成績が向上。この時の成功体験は、今も生きています。興味のあった心理学は、文化構想学部で実際の症例に基づく授業が多く、面白く学べました。早稲田は卒業生が世界中の音楽・舞台業界で活躍しており、同窓ネットワークの強さも卒業してよかったと思える理由です。

★ニュースクール大学卒業、NYを拠点に活動

大学2年生の頃、音楽修行中に摂食障害と失声症を経験し、一時は音楽を諦めようと思いました。最後の思い出として留学を決め、大学卒業後にNYのニュースクール・パフォーミングアーツ学部へ。当時の日本では、音楽をやるなら音楽大学や専門学校、あるいは芸能事務所に進むのが一般的。ですがNYでは、ブロードウェイ俳優でもアイビーリーグなどの学位を持ち、グラミー賞受賞者や有名ライブハウス出演者、医師や弁護士として活躍する母親など、多才な人々に出会いました。これを見て、自分の可能性も広げられると感じました。結果的に、年齢に関わらず挑戦できる環境で、思っていた以上の経験を積むことができました。

やがて、NY育ちの夫と出会い結婚、ここでの生活を選択しました。現在は演者としてだけでなく、プロデュースや指導、医療分野でも活動しつつ、2人の子どもを育てています。困難に直面したときは視点を変えて模索することで解決策を見つけることが多く、大学での学びと音楽両立の経験が支えとなっています。

主な活動はNY・マンハッタンや東京を中心に、ソロライブやオーケストラコーラス、大型ホール公演まで幅広く行っており、来年からはプロデュース公演にも力を入れる予定です。

清野 一慧

★将来のビジョン

音楽はNYにいる理由の一つであり、人生の楽しみでもありますが、歌えなくなっても希望や自分を見失わない何かを持つことを心がけています。日常や家族の変化といった現実を受け止めつつ、音楽を含めた人生をどう高めていけるかを考えています。

2026年1月15日に、ホテル「YOTEL」内にあるGreen Room 42にデビューします。以前からこのライブハウスに出演したいと思いつづけていた「夢の一つ」だったので、決まった時にはとても嬉しかった。ディズニーミュージカルなどに出演するアメリカ人プロダクションチームがプロデュースする「Power Levels&Power Chords」というショーで、アニメソングのコンサートです。その他、1月には日本でもコンサートを開催します。

https://kazuekiyono.wixsite.com/mysite
https://www.instagram.com/kazue_kiyono/

清野一慧

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