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2025年4月25日号掲載|8
【獺祭ブルーが旨い店】
おまかせ&ハンド・ロール・バーラウンジ「KAIZEN」
寿司に込めた“改善”の心
かつて多くの日本人も居住していたニューヨーク・クイーンズのフラッシングは、チャイナタウンと並び、NYメトロエリア最大級の中国系移民コミュニティーとして知られている。街を歩けば耳に入るのはほとんどが中国語。賑やかで、エスニック、そしてエキゾティックな魅力あふれるエリアだ。

そんなフラッシング北部、クイーンズ・ブルーバードの北側に、ひときわスタイリッシュな寿司レストランがある。その名も「Omakase & Hand Roll Bar Lounge KAIZEN(おまかせ&ハンド・ロール・バーラウンジ・カイゼン)」。2022年7月のオープン以来、「現代的な寿司」を求める食通たちの間で話題となっている。
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店名の「KAIZEN」は、日本語の「改善=Improvement」に由来。「常に最善を尽くし、完璧を目指す」という理念のもと、日々メニューやサービスのアップデートに余念がない。共同オーナーのロバート・ドースキー氏は、「KAIZENという言葉には、まさに私たちの哲学が込められている」と語る。
店内は天井が高く、バーカウンターと寿司バーがゆったりとレイアウトされた開放的な空間。今年8月には寿司バーの拡張を予定しており、さらに多くのゲストに寿司体験を届ける計画だ。



メニューは、おまかせ寿司15貫が$100、ランチでは7貫で$45と、クオリティに見合った価格帯。ハンド・ロールを主役に据えた「KAIZENセット($35)」は、ハマチ、ホタテ、マグロ、サーモン、カキの唐揚げといった5種が楽しめる人気メニューだ。「クラシック($18)」「シグニチャー($21)」といったトリオセットも用意されている。
特筆すべきは、使用する魚や食材へのこだわりと、見た目の美しさ。味はもちろん、現代的なアプローチで「進化系寿司」を追求しており、まさに「KAIZEN」の名にふさわしい内容となっている。
獺祭ブルーとの出会い

食を通じた人々のつながりを何よりも大切にしているというロバート氏。同店では不定期にネットワーキングイベントを開催。「信頼できるパートナーとの出会いが、結果として食材の品質にも繋がっていきます」と説明する。「獺祭ブルー」との出会いは、そんなコミュニケーションから。品質の素晴らしさはもとより、「酒造り」にかける人々の姿に共感したという。
同店では、「獺祭ブルー 23・35・50」や「スパークリング濁り」、加えて日本直送の「獺祭」など、厳選された日本酒を用意。料理と酒、そして温かなホスピタリティ。すべてが「改善」の精神で磨かれた、唯一無二の寿司体験を提供している。
KAIZEN
■33-70 Farrington Street, Queens
■Tel:718-971-2413 ■info@nyckaizen.com
■https://www.nyckaizen.com
