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ウーマン・イン・ビジネス講演会「女性への人権意識について考える」

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2025年3月14日号掲載|0

ウーマン・イン・ビジネス講演会
「女性への人権意識について考える」

ニューヨーク日系人会(JAA)ビジネスウーマンの会は3月12日(水)、JAAホールで、日本を本拠に活動する日本発の国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HumanRightsNow,HRN)との共催で、「変われるのか?~日本社会の女性への人権意識」と題した講演会を行った。

ウーマン・イン・ビジネス講演会
(左から)後藤氏、伊藤氏、三浦氏、小林弁護士(Photo by KC of Yomitime)

今回は、伊藤和子氏(ヒューマンライツ・ナウ副理事長・ミモザの森法律事務所)、後藤弘子氏(千葉大学理事・副学長)、三浦まり氏(上智大学教授)ら女性を取り巻く日本の現状を、人権問題、刑法などに詳しい3人の専門家が講師を務めた。

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はじめに伊藤氏が登壇。松本人志、中居正広とフジテレビ女性アナウンサーとの性的トラブルをはじめとした問題を弁護士という立場から解説した。続いて登壇した後藤氏は教育者という観点から、大学における男女間の現状などについて話した。最後は、ジェンダー平等政策を進めるため女性がもっと政治に関わるべきと考える三浦氏にマイクが渡り、日本における女性議員が少ないことになど解説した。

3氏とも、まだまだ日本では人権意識の欠如、悪しき慣例や習慣、さまざまなセクハラ・パワハラの被害などが、男女間の平等の妨げになっていると指摘。またそれぞれの立場から、問題解決に向けての取り組みについても話した。

講演の最後は、NYで活躍する弁護士でヒューマンライツ・ナウのボードメンバーでもある小林洋子弁護士がモデレーターを務めQ&Aを行なった。

ウーマン・イン・ビジネス講演会

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