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カーター元大統領国葬、1月9日「国民追悼の日」

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国葬式典4日から9日まで、
1月9日「国民追悼の日」

ジミー・カーター元大統領が2024年12月29日、ジョージア州プレーンズの自宅で死去した。享年100歳。

米国史上最長寿となった元大統領の死を追悼し、ジョー・バイデン大統領は12月30日、1月9日(木)を「国民追悼の日(National day of mourning)」にするという大統領令を発令。米国郵政公社を含む連邦政府機関が閉鎖される。同時にバイデン大統領は、慣習に従い連邦政府機関で今後30日間、半旗を掲げるよう命じた。

それを受け、最高裁判所も1月9日は閉鎖を発表。ニューヨーク証券取引所やナスダックなどの株式市場も、同日の取引を休場(または取引時間を短縮)すると発表している。

国葬の主なスケジュール、一般参列は1月7日〜9日

カーター氏の国葬は1月4日から9日まで執り行われる。一般が参列できるのは、米国議会議事堂の円形広間「ロタンダ」に棺が安置される1月7日(火)午後7時から深夜まで、8日(水)午前7時から9日(木)午前7時まで。以下は国葬の主なスケジュール。

1月4日(土)地元を出発、州都アトランタへ

カーター元大統領の棺は4日、地元ジョージア州のフィービー・サムター・メディカル・センターを出発。少年時代を過ごした地元の農場などを巡った後、州都アトランタへ。カーター・プレジデンシャル・センター(Carter Presidential Center)に安置され、プライベートサービスが行われる。

1月7日(火)アトランタからワシントンD.C.へ、一般参列は午後7時から深夜まで

7日午前10時、カーター・プレジデンシャル・センターを出発し、ジョージア州ドビンズ空軍予備基地(Dobbins Air Reserve Base)へ。そこで特別機に乗り換えワシントンD.C.へ。メリーランド州アンドリュース総合基地(Joint Base Andrews)に到着後、セレモニーが行われ棺は霊柩車へ移される。午後1時15分、車列はアメリカ海軍記念碑(U.S. Navy Memorial)へ向けて出発し、午後2時に到着。セレモニーが行われた後、棺は霊柩車から馬車へ。午後2時15分、葬列はペンシルベニア通りを経由し、米国議会議事堂まで行進する。午後2時40分、米国議会議事堂に到着した棺はロタンダに安置。その後、午後7時から深夜まで一般参列が許可されている。

一般参列は1月8日(水)午前7時から9日(木)午前7時まで

前日に続き、8日(水)午前7時から翌9日(木)午前7時まで、一般の人々が参列できる。

一般参列
■1月7日(火)7:00pm〜Midnight、8日(水)7:00am〜9日(木)7:00am
■会場:US Capitol Rotunda

追悼式典、1月9日午前10時(日本時間10日深夜)
テレビ中継およびライブストリーミング配信

追悼式典はワシントン大聖堂(Washington National Cathedral)で執り行われる。

午前9時、式典会場へ向かうためのセレモニーが始まり、9時15分、葬列はワシントン大聖堂へ出発する。追悼式典は、1月9日(木)午前10時(東部標準時間)から。一般参列は許可されておらず、その様子はテレビ中継およびライブストリーミングで伝えられる。

式典にはバイデン大統領を筆頭に、存命中の元大統領全員が参列するとみられ、時期大統領のトランプ氏も参列を表明。日本からは菅義偉元総理大臣が参列する予定だ。

2018年に行われたジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の葬儀には、当時のチャールズ皇太子、ドイツのメルケル首相、日本からは福田康夫元首相などが来米。政治家、要人など3000以上が参列した。

カーター元大統領は、2023年に96歳で亡くなった妻、ロザリン氏の隣に埋葬される。

追悼式典
■1月9日(木)10:00am(東部標準時間)*日本時間1月10日(金)0:00am
■会場:Washington National Cathedral
https://cathedral.org/about/state-funeral

ジミー・カーター大統領

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