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「ジャパンカッツ2025」最新アニメから話題の実写まで30本上映!

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2025年6月27日号|5

「ジャパンカッツ2025」
黒沢清監督作を特集、最新アニメから話題の実写まで30本上映
NY・ジャパンソサエティーで開催

北米最大の現代日本映画祭「ジャパンカッツ(JAPAN CUTS 2025)」が、7月10日(木)から20日(日)まで、ジャパン・ソサエティー(JS)で開催される。日本語上映・英語字幕付き。

Cloud © 2024 "CLOUD" FILM PARTNERS
①Cloud © 2024 “CLOUD” FILM PARTNERS

今年18回目を迎える映画祭で日本映画ファンにとって見逃せないイベントとして定着。受賞作からインディーズ、新鋭監督による話題作、ドキュメンタリー、実験映画、短編、アニメなど、幅広いジャンルから厳選した30作品を上映。現代日本映画の「いま」を映し出し、第一線で活躍する俳優・監督作品はもちろん、次代を担う新作も多数紹介される。

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傑出した功績を讃える今年の「カットアバーブ(Cut Above)賞」は、黒沢清監督へ授与。黒沢監督の新作「Cloud クラウド」(2024年)(16日)=写真①=がセンターピースで登場する他、「蛇の道」(2024年)(17日)、「ニンゲン合格」(1998年)、オリジナル版「蛇の道」(1998年)(19日)の4K修復版が特別上映。16日と17日の上映時には黒沢監督が来場、質疑応答が行われる。

ChaO(チャオ)
②ChaO

オープニングを飾るのは、青木康浩監督の新作アニメ「ChaO(チャオ)」=写真②=で、日本国内上映(8月15日)に先駆けての公開だ。人間と半魚人が共存する、近未来のサイバーパンク上海が舞台。制作期間7年をかけ、10万枚以上の手描きフレームによって構成された本作は、ユーモアと独自の躍動感溢れる作品に仕上がっている。
上映後は、オープニング・ナイト・レセプションが行われる。

③A Girl Named Ann ©2024 "A Girl Named Ann" Film Partners
③A Girl Named Ann ©2024 “A Girl Named Ann” Film Partners

その他、登壇する特別ゲストは、女優・河合優実=「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(12日)、「あんのこと」(13日)=写真③=、小説家・平野啓一郎 =「本心」(11日)=、振付師・タマイ・ショーコ=「FLOW 」(短編上映・12日)などが予定。

「オール・アクセス・パス」はすでに完売。ニューヨークの夏を彩る日本映画の祭典に、今年も大きな注目が集まっている。

JAPAN CUTS 2025
■7月10日(木)〜20日(日)
■会場:Japan Society:333 E. 47th St.
■一般$20(JS会員$14)、シニア/学生$18
※上映+レセプション:一般$26(JS会員$18)、シニア/学生$23
※上映+Q&A:一般$24、JS会員$17、シニア/学生$22
※短編:一般$10、JS会員無料、シニア/学生$5
https://japansociety.org/film/japancuts/

★特別上映(抜粋)
●ChaO:7/10(6:00pm)
●Cloud:7/16(6:00pm)

ChaO(チャオ)

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