NY市の文化的豊かさを祝う
多様でユニークなプログラムを紹介
「文化の時間です」
ニューヨーク市の観光局「ニューヨーク・シティ・ツーリズム+コンベンションズ(New York City Tourism + Conventions)」(以下NY観光局)は10月8日(火)から27日(日)まで、「文化の時間です(It’s Time For Culture)」を再開する。
ニューヨーク市の文化的豊かさを祝うイベントで、5つの行政区にある文化施設からおよそ70の特別プログラムを紹介。イベント、コンサート、ツアー、クラス、家族向けのアクティビティなど、多様でユニークなイベントを楽しむことを奨励している。
NY観光局の発表によれば、昨年、同市の「文化的訪問者」は2510万人で、その内830万人が海外から、16 80万人が国内からの訪問者だったという。住民と企業、旅行客の相互利益のために、観光を通じて街を活性化させ、持続可能な経済的繁栄とコミュニティの構築を目指す。
「文化の時間です」の参加プログラムはオフィシャル・ウェブサイト(別記)で案内。ここでは、いくつかを抜粋して紹介したい。
❶近代美術館
開館前の特別ツアー
一般公開前の午前9時半から行われる近代美術館(MoMA)の特別ツアー=写真①=。専用入り口から入場し、1時間をかけて美術史家と一緒にギャラリーをゆったりと散策する。美術館入館料とツアー料金が含まれた特別イベント。
❶MoMA 開館前の特別ツアー
Before-Hours Tours with an Art Historian
■10月12日(土)9:30am–10:30am
■会場:MoMA(11 W. 53rd St.)
■$112
■https://www.moma.org/calendar/events/9661#occurrences
❷アメリカン・バレエ・シアター(ABT)
家族向けマチネ
日曜の午後、あらゆる年齢層を対象にした家族向けのバレエを紹介するプログラム。20日は「バレエ・インペリアル」(38分)と「イン・ザ・アッパールーム」(39分)が、27日は3つのパ・ド・ドゥ、「ガチョーク賛歌」(6分)、「チルドレンズ・ソング・ブック」(3分)、「シルヴィア パ・ド・ドゥ」(13分)が上演される。
❷ABT 家族向けマチネ
American Ballet Theatre Family Friendly Matinee
■10月20日(日)・27日(日)12:30pm
■会場:David H. Koch Theater(20 Lincoln Center)
■$47〜
■https://www.abt.org/performances/fall-season/#family
❸ホイットニー美術館
第2日曜入館無料
ホイットニー美術館では毎月第2日曜日を入館無料で開放する(要予約)。
先見の明を持ったアーティスト、アルビン・エイリー氏の人生や作品、遺産を振り返る初の大規模な美術展「エッジズ・オブ・エイリー」=写真②=が開催中(2025年2月9日まで)。
❸ホイットニー美術館 第2日曜入館無料
Free Second Sunday: Edges of Ailey at the Whitney
■10月13日(日)
■会場:Whitney Museum Of American Art(99 Gansevoort St.)
■入場無料(要予約)
■https://whitney.org/visit/second-sundays
❹アペルルーム
ブライアン・カーター
グラミー賞およびトニー賞受賞歴を持つ作曲家/ドラマー/ヴォーカリストでもあるブライアン・カーター=写真③=のライブ。音楽家で公民権運動家でもあるバヤルド・ラスティンに捧げる新作ジャズ・オラトリオ(聖譚曲)「Rustin in Renaissance」を披露する。世界初演。
❹アペルルーム ブライアン・カーター
Bryan Carter: Celebrating Bayard Rustin
■10月18日(金)7:00pm / 9:00pm
■会場:The Appel Room@ Frederick P. Rose Hall(33 W. 60th St.)
■$67〜
■https://jazz.org/concert/bryan-carter-celebrating-bayard-rustin
It’s Time For Culture
■10月8日(火)〜27日(日)
■紹介プログラム内容は以下ウェブサイトから
https://www.nyctourism.com/its-time-for-culture