2018年2月23日号 Vol.320

カリフラワー、とっておきの栄養素!

その健康ベネフィットから、ブームになる野菜があります。2009年ごろのケールがそれ。そして、2016年から売り上げが急上昇しているのがカリフラワーです。カリフラワーには、ガンの幹細胞を殺す栄養素スルフォラファンが含まれています。その他にもとっておきの栄養素があるので、ご紹介しましょう。
カリフラワーは、細胞膜の修復や維持に役立ち、脳の発達に不可欠な水溶性の栄養素「コリン」が豊富なのです。そしてこのコリンの存在が、母親の胎内にいる赤ちゃんの神経と、認知の発達にとても良い影響を与えることが、医学雑誌「Journal of Neurophysiology」に掲載されました。さらには、成人、子供の作業記憶や、海馬 (かいば=記憶・空間学習能力を司る脳内器官) の長期的な強化を促進することが示されています。要するに、脳内のシグナル伝達など神経活動に関わる接合部位と、その構造が強化されるということです。
 また、スルフォラファンは胃がんの原因となるピロリ菌の過増殖を防ぎます。研究結果によると、この菌が胃壁に過度に付着することを防ぎ、胃腸の内層保護に役立つということです。胃腸を守ること=脳にも良いことが、多くの研究で判明していますので、以上のようなカリフラワーの効能は、とってもmake sense、ですね!
というわけで、今回はカリフラワーのポップコーン「カリポップ」をご紹介します。スナック代わりに楽しんでください。

今週のレシピ「カリポップ」

■材料(約3人分)
●カリフラワー ひと株
●海塩 小さじ半
●オニオンパウダー 小さじ1
●ガーリックパウダー 小さじ1
●エクストラバージン・オリーブオイル 大さじ1
●溶かしたバター 大さじ2

■作り方
@オーブンを450度にセットしておく。
Aカリフラワーはポップコーンぐらいの大きさの小さい房に切り分ける
Bボウルにカリフラワーを入れ、塩、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、オリーブオイル、そしてバターを、それぞれ万遍なくかける
C調味料とオイルがカリフラワーとよく混ざったら、10分ぐらい置く
DCのカリフラワーを、パーチメントペーパーを引いたクッキーシートに、重ならないように隙間を開けて置く
EDのカリフラワーをオーブンに入れ、時々ひっくり返しながら、8〜10分焼く(カリっとなるぐらいまで)
※温かいうちに召し上がってください。


鹿島 香(かしま・かおる)
米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・カウンセラー。
遺伝子組み換え食品に反対する非営利団体主宰。
TEL: 917-478-2192 kaoru@krlllc.com
www.kaorukashima.com

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