2023年1月27日号 Vol.438

匂いに気を付けよう

昔から香りを楽しむ習慣がありますが、嫌な臭いを隠すためという理由が大半を占めていたという説もあります。日本には飛鳥時代から匂い袋(香り袋)があると言われ、天然香料を使って匂いを楽しむだけでなく、防虫目的でも使用されてきました。近年家庭で使われるのは、芳香剤、アロマキャンドル、香水、コロンなどの化学香料を使ったものがほとんどです。現代人は、化学物質がもたらす危険な匂いに慣れ、その匂いを楽しむように訓練されてきています。

化学香料に含まれる物質には強い毒性があり、肺、肝臓、免疫系、神経系に悪影響を及ぼす可能性があると言われています。香料に使われる化学薬品は、毒素を空気中に放出させ、人間の嗅覚を鈍らせ、肺に負担をかけ、肺嚢にワックス状の油性の化学物質を蓄積させ、酸素の能力を低下させる可能性があるとも言われています。またこの油分は、肺だけでなく肝臓にも影響を与える可能性があり、血流を通して体内に侵入します。その結果、肝機能の低下や脱水を引き起こす可能性があります。



また、免疫システムを低下させる可能性や、体内の免疫細胞(リンパ球、単球、好中球)が、芳香剤などの化学物質でコーティングされてしまうため、働きが鈍くなったり弱くなったりするので、ウィルスにさらされた時に最高の状態で戦えなくなるとも言われています。

さらに、化学香料により人間の神経が「焼かれて」しまうとも言われ、これにより神経が敏感になり、偏頭痛、肌のほてり、胸のつかえ、不安感などの症状を引き起こす可能性があります。

今年の抱負には、化学香料を使ったアロマキャンドル、芳香剤、アフターシェーブ、コロン、香水、家庭用クリーナー、柔軟剤などを家庭から取り除くというのも入れてくださいね。ちなみに、これらはペットにも有害です。
 
そこで今回は、中近東料理で有名なシャシュカをご紹介します。ウィルスの餌になると言われるトラブルメーカーの卵の代わりに、ジャガイモを使ったレシピです。
★今週のレシピ★
「ジャガイモで作るシャシュカ」

■材料(約4人分)
●ベビーポテト 8個(皮をむいておく)
●玉ネギ 1カップ(みじん切り)
●黄色・オレンジ・または赤ピーマン 1カップ(細かく切る)
●ニンニク 大き目2片(みじん切り)
●マッシュルーム 1カップ(スライス)
●熟成トマト 3カップ(小さく切ったもの)
●クーミン 小さじ1.5
●コリアンダー 小さじ半
●パプリカ 小さじ1.5
●トマトペースト 小さじ2
●海塩 小さじ1
●アボカドオイル 大さじ1
●パセリ お好みで
●パクチ お好みで

■作り方
@ベビーポテトをやや硬めにふかす
Aフライパンに油を引き、玉ネギ、ピーマンを入れ、玉ネギが透き通るぐらいまで炒め、ニンニク、コリアンダー、クーミン、パプリカ、塩、トマト、トマトペーストを入れて、よく混ぜ合わせ、5分ぐらい煮る
BAにふかしたベビーポテトを加え、蓋をして10〜15分、ベビーポテトが柔らかくなり、ソースに水気がなくなるまで煮込む
C盛り付けにパクチとパセリをのせて完了


鹿島 香(かしま・かおる)
米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・カウンセラー。
遺伝子組み換え食品に反対する非営利団体主宰。
TEL: 917-478-2192 kaoru@krlllc.com
www.kaorukashima.com

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