2019年6月28日号 Vol.352 | |
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ジュースやスムージーは要注意夏はとにかく水分補給と言いながら、ジュースを飲む人が多いアメリカですが、これはとっても危険です。無加糖の100%果汁も、市販のものは製造過程で栄養が失われており、もともと果物に含まれる糖分だけが残った、ただの天然砂糖水になっているので、毎日飲んでいると将来心臓病になる確率が高くなると言われています。水分補給は、水か、ノンカフェインのお茶が一番です。水分補給を兼ねて、小腹が空いたからとスムージーを飲む人も増えてきましたが、食物繊維が入っているからと安心してはいけません。市販のものでも家庭で作るものでも、果物だけのスムージーは避けましょう。そして市販のものは必ず原料、カロリー、糖質量を確認してください。飲みやすいようにジュースがベースになり、ボトル一本で糖質を75グラムも含むものがあります。ちなみに1日の糖質摂取量は男性37.5グラム、女性25グラムです。 朝ごはん代わりに果物だけのスムージーを飲むと、糖質でいったんシュガーハイになりますが、その後は一気に血糖値が下がり、力が抜けてしまいます。スムージーをおやつまたは食事代わりに摂取するなら、果物を少なめにし、野菜中心で、たんぱく質と脂質も含めてください。 そして、コップからジュース感覚でガブガブ飲むより、なるべくドロッとしたスープ状にして、"スプーンで食べる"のが理想です。「食べる」という行為が「飲む」という行為よりも満腹感があり、栄養吸収も高いと言われています。そこで今回は、スムージーと同じぐらい簡単に作れて、たんぱく質も脂質も豊富な冷たい豆スープをご紹介します。
今週のレシピ「冷たい豆スープ」さっぱりしているのに、コクがあって腹持ちする一品です。■材料(2〜3人分)●カネリーニ豆(白いんげん豆)の水煮 1缶 ●キュウリ 250g ●セロリ 80g ●バジルの葉 ギュッと入れて3分の1カップ ●クレームフレーシュ(※) 半カップ ●ニンニク 中1片 ●レモン汁 大さじ2 ●塩 小さじ4分の1 ●コショウ 少々 ●氷 1、2個 ●エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1 ●ピスタチオナッツ (好みで) ●ミント (好みで) ※クレームフレーシュ(Crème fraîche)は、酸味が少なく脂肪分の多いサワークリーム。原料はクリームと微生物のみ。 ■作り方 鹿島 香(かしま・かおる) 米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・カウンセラー。 遺伝子組み換え食品に反対する非営利団体主宰。 TEL: 917-478-2192 kaoru@krlllc.com www.kaorukashima.com HOME |