第31回NYインターフェイス平和の集い
原爆犠牲者追悼と平和祈念式典
5日間に渡り開催
NPO団体NY平和ファウンデーション (Heiwa Peace and Reconciliation Foundation of New York:中垣顕実代表)は。原爆投下79周年を記念する広島・長崎原爆犠牲者追悼と平和祈念式典「第31回インターフェイス平和の集い」を開催した。
この集いは今年で31回目。これまで30年間は広島・長崎の追悼を主に「原爆」という枠組みでの式典をおこな っていたが、今年からは「平和」という広い枠組みの中で、原爆を扱うプログラムに趣向を変え5日間に渡り開催した。
8月5日(月)、8日(木)はオンラインで追悼式をライブで配信。9日(金)は、東47丁目のジャパン・ソサエティーとダグ・ハマーショルド・プラザで平和の祈りが行われた。
10日(土)は、イーストビレッジのセント・マークス・チャーチで「平和の鐘」を鳴らすセレモニーが開催され、仏教、神道、キリスト教、ヒンズー教、イスラム教の指導者らが参加。会場には、「ゲルニカ」サイズ(3.5メートル×7.8メートル)のキャンバスに平和の壁画を描く国際的な子供たちのアートプロジェクト「キッズゲルニカ」による作品が展示された。
式典では、松井 一實(まついかずみ)広島市長からメーッセージが届けられ、NY広島会のタック・フルモト会長が代読。長崎市の鈴木史朗市長からのメッセージは、NY長崎県人会の木下信義会長が代読した。宗教の垣根を超えそれぞれの指導者らが平和について述べ思いを一つにした。
最終日8月15日(木)は国連で第2次世界大戦終結を記念し平和を祈願。式典後は、中垣代表が製作したドキュメンタリー「卍(まんじ)」の上映された。