[vol.22] ハナ・マウンテン・リゾート・アンド・カントリー・クラブ(NY)

2025年4月25日号掲載｜6

キャッツキルを望む山間のコース
ウォーターハザード多く、上級者向け

「ハナ・マウンテン・リゾート・アンド・カントリー・クラブ」
Hanah Mountain Resort & Country Club

ニューヨーク州を南北に縦断するスルーウェイを北へ。マンハッタンからおよそ3時間弱、「ハナ・マウンテン・リゾート・アンド・カントリー・クラブ」はハドソン川の西に広がるキャッツキル・マウンテンズ内に位置する大自然に囲まれた山間のリゾートだ。

リゾート内のゴルフコースは、その難易度の高さから、プレーヤーの間では通称「ザ・ターミネーター」と呼ばれている。山と山の間に南北に細長くレイアウトされた、設計は当リゾートを所有する会社の社長自らが手がけたもの。チャレンジングな上級者向けのコースといえるだろう。

全長は7195ヤード、パー72。樹木がコースを分けるツリーライン・スタイルでフェアウェイは狭い。だが、山間の立地でありながら、最終の3ホールを除けばほとんどアップダウンがないのも特徴だ。グリーンは小〜中サイズで、緩やかなアンジュレーションがあるうえにスピードもかなり速い。

最大の特徴はウォーターハザードだ。プレーにほぼ影響しないものもあるが、スコアカードでは15番まですべてのホールにウォーターハザードが存在。「スコアメイクに苦労するはず」とクラブ・スタッフも語っており、やはりボールは多めに用意するのが賢明だろう。

8番は最長590ヤードのロングホール。右に川が流れ、左にドッグレッグ。特に左の池は要注意。9番はストレートながら距離のあるパー4で、バックからは482ヤード、フロントからでも450ヤードの難ホール。グリーン奥は池が囲んでいる。これらはいずれもローハンディキャップ。

後半の難関は、3つの池がある13番ミドル。ティーグランド前の池と左から張り出す樹木でフェアウェイは確認しづらく、ランディング・エリアも狭い。アプローチも池越え。

最終の3ホールは標高差を活かした設計で、それまでの印象とは一変。距離は長くないがタイトなフェアウェイで正確なショットが求められる。17番ミドルのフェアウェイには、に大きな岩が鎮座し、その周囲をバンカーが囲む。当コースのランドマークともいえる存在だ。

スコアはさておき、雄大な山々を眺めながらのプレーは、忘れられない時間となるはず。宿泊施設も充実、お得なパッケージプランも用意されている。詳しくはホームページで確認を。

■住所：576 West Hubbel Hill Rd., Margaretvill, NY
■Tel: 845-586-4849/800-752-6494
■ info@hanahcountryresort.com　
■https://www.hanahcountryresort.com　
■行き方：I-87（ニューヨーク・スルーウェイ）を北に向かい Exit19（キングストン）で降りる。Rt-28を西へ40マイル余り進み、アークビルの町に入りRt-38を右折。約1マイルでRt-30を再び右折したのちしばらく進みウエスト・ハベル・ヒル・ロードを左折。丘を上がると右側にリゾートの入り口。