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クリムト黄金の幻想世界が再び
五感を刺激する没入型アート
「クリムト:イマーシブ・エクスペリエンス」
2025年7月25日号掲載|4
オーストリアを代表する画家、グスタフ・クリムトの没入型インスタレーション「イマーシブ・エクスペリエンス(Gustav Klimt: The Immersive Experience)」が8月31日(日)まで開催中だ。

同展は、2022年9月に行われたクリムトの「ゴールド・イン・モーション」展の好評を受けての再演。会場は同じく2022年にオープンしたデジタルアート・センター「ホール・デ・ルミエール(Hall des Lumieres)」。同館は、「移民産業貯蓄銀行」として利用された「49チェンバース」内部を改装したもので、大理石や柱、銀行の面影が残る窓口、ステンドグラスの窓、彫刻など、当時のインテリアを利用した2万8000スクエアフィートを、イマーシブなアート空間へと進化。「ゴールド・イン・モーション」展は、記念すべきオープニングとして行われた。
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音楽が流れる中、アニメーション化されたクリムトの作品が空間全体に投影される。クリムト自身と恋人エミーリエ・フレーゲがモデルといわれる「接吻」や、3年をかけて完成した「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I」など、象徴的なクリムト作品が、建物の特徴を強調するようにマッピングされ、「五感の刺激」を追求する。

★同時開催2展
ひとつは、オーストリアの画家・建築家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー作品をフィーチャーした「分離派のあとに(Hundertwasser: In the Wake of the Vienna Secession)」は、自然や理想都市がテーマ。クリムト没後の分離派精神を受け継ぎつつ、自然と人間の調和への強いメッセージ性が反映されている 。
もうひとつは、「ファイブ・ムーブメント(5 Movements)」で、異なる5つのダンスをテーマに、身体の動きが空間と時間にどう影響するかを描き出している。
入場は時間指定予約制、所要時間約1時間。5歳以上を奨励、2歳以下は非推奨。詳細・予約はオフィシャルサイトから。
Gustav Klimt: The Immersive Experience
■7月15日(火)〜8月31日(日)
■会場:Hall des Lumières
49 Chambers St.
■$29〜、5-17歳/65歳以上$19〜
■チケット:https://feverup.com/m/390585
■https://www.halldeslumieres.com/en