|
よみタイムVol.89 2008年5月16日号掲載
|
|
リド・ゴルフ・クラブ
|
Lido Golf Club
|
海に面したリンクス・コース
ウォーター・ハザードは9ホールに
|

左サイドには海が広がる5番ショートホール
|
ストレートにフェアウエイが続く13番。ここも右サイドには海が
|

シグニチャーホールの16番ロング。ティーグランドよりフェアウエイを望む
|
ロング・アイランドの南海岸。メドウブルック・パークウェイを終点まで行くと、小さな島が点在する風光明媚なところ。このクラブはサウス・オイスター・ベイを臨み、入り江を巧みにレイアウトに取り入れたリンクス・スタイルのコース。ロバート・トレント・ジョーンズが設計を担当、オープンは1914年と古くおよそ100年の歴史を誇っている。
全長は6913ヤード、パー72。オープンなフェアウエイは、フラットなので歩いてのプレーも問題なし。グリーンはミディアムサイズ。どれもエレベイトされておりアンジュレーションに富んでいる。そして最大の特徴はウォーター・ハザード。海岸沿いの2ホールを含む半数の9ホールに及んでいる。
まずは5番ショート。フェアウエイ左サイドはすべて海に面し、特にティーグランドは隣接している。13番は最長436ヤードのミドル。このホールはストレートだが、同様に右サイドが海に面している。左にも池があるのでティーショットは慎重にならざるを得ない。グリーン右に外してしまうとアンプレイアブルなので、アプローチも正確性が問われるところだ。コースは全ホールに渡り海風もプレーに影響しかねないが、特にこれらのホールは注意が必要だろう。
シグニチャー・ホールは16番、2つの大きな池をまたぐロング・ホール。この池のためにフェアウエイは複雑な形をしている。ティーショットは池越え。最短を通る右サイドからの攻め方もあるが、ランディング・エリアは狭く池の最長部分を越すことになるのでかなりリスキーだ。したがって定石通り左から。こちらはオープンなので問題はないだろう。セカンドも池越えだが池の最短部分なので幾分余裕を持って打てるはず。アプローチはグリーン右サイドにまで池が迫っているので注意したい。ここは487ヤードと距離は短いが、ハンディーキャップナンバー1の難ホールとなっている。
マンハッタンからそれほど遠くなく、以前はよく日本人のコンペも開催されたおなじみのコース。爽快な海風を感じながらR・T・ジョーンズのマスターピース、まだプレイされていない方は是非チャレンジされたし。
(ケーシー谷口)
|
- 255 Lido Blvd, Lido Beach, NY 11561
- Tel:516-889-8181
- www.lidogolf.com
- パブリック、コンペ可
- オープン期間 一年中
- グリ−ン・フィー
(カート込み):週日$58、週末$65
- 設備:レストラン、バー、プロショップ、ドライビングレンジ
|
- ロング・アイランド・エクスプレスウェイ(I-495)を東へ、Exit38からノーザン・ステート・パークウェイを東。Exit31Aからメドウブルック・パークウェイを南に向かいExit10で降りループ・パークウェイを西へ向かう。リド・ブルバードを右折し、およそ2マイルでコースは右側
|
|
|
|