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よみタイムVol.86 2008年4月4日号掲載
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ロング・アイランド・ナショナル・ゴルフ・クラブ
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Long Island
National Golf Club
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ジョーンズJR設計の難コース
二段グリーンで寄せ重要に
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グリーン手前には深いバンカーが。4番ロングホール
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両サイドに池の12番ホール。グリーン左サイドも池が囲んでいる
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ティーボックスからみた17番フェアウエイ。連なるマウンドはグリーンまで続く
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当クラブは1999年にオープンしたリンクス・スタイルのコース。イースタン・ロングアイランドでリンクスと言えばやはり名門シネコック・ヒルズGCが有名だが、トールグラスCC(05年12月9日号掲載)と同様に当クラブもゴルフ誌で「シネコックのような本格派リンクス・スタイル・ゴルフが楽しめる」と高い評価を受けている。
設計担当はロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニア。チャレンジングで上級者にも手応えのあるコースだ。
緩やかな起伏が続くコース全長は6838ヤード。4つのショート、3つのロングを含むパー71。リンクスらしくオープンな印象だが、フェアウエイサイドに連なる多くのマウンドの影響でフェアウエイそのものはタイトになっている。ラフはもちろん足の長いフェスキュー・グラス。
したがって、まずはティーショットの正確性が問われるところ。ウォーターハザードは後半の4ホールのみ。ホワイトサンドのバンカーは60ほどに留まるが、フェアウエイに大きく張り出している。そしてグリーンサイドには深いバンカーが多い。グリーンは大小さまざま。どれもアンジュレーションに富み、後半の多くが2段グリーンになっている。アプローチの重要性もさることながら、やはり3パットだけは避けたいところだ。
前半は、450ヤードを越える2番ミドルや4番ロングがローハンディー・ホール。後半はラスト3ホールに難関が集中している。16番ミドルは左にドッグレッグ。セカンド以降フェアウエイは狭くなって行き、距離は466ヤード。続く17番は右に緩やかに弧を描く473ヤードのミドル。ロングヒッターでもパーセーブはかなり難しいだろう。最終18番は590ヤードのロング。ほぼストレートと言えるが、グリーン左手前に大きなマウンドがあるためグリーンはブラインド。定石通り狙いは右サイドから。
シネコック・ヒルズとは伝統、格式とも比較にはならないが、コースそのものはしっかりと整備が行き届き申し分なし。きっと満足のいくラウンドとなるはず。ジョーンズ・ジュニアのマスターピース、存分に楽しまれたし。
(ケーシー谷口)
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- 1793 Northville Turnpike, Riverhead 11901
- Tel:631-727-4653
- www.longislandnationalgc.com
- パブリック、コンペ可
- オープン期間 一年中
- グリ−ン・フィー
(カート込み):週日$125、週末$145
- 設備:レストラン、バー、プロショップ、ドライビングレンジ
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- I-495(ロング・アイランド・エクスプレスウェイ)を終点のExit73まで行き、そのままRt58を東へ。約3マイル行ったところでRt43(ノースヴィル・ターンパイク)を左折。およそ1.5マイルでコースは右側
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