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よみタイムVol.74 2007年10月5日号掲載
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キャスパーキル・ゴルフクラブ
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Casperkill
Golf Club
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名匠ジョーンズが設計
ロングヒッターは楽しめる?
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グリーンまで登りが続くハンディーNo.1の2番ホール
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エレベイトされたミディアムサイズのグリーン
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立派なクラブハウスは近年に改築されたばかり
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ルート9を北上して行くと、自然が色濃く残るハドソン・リバー・ハイランド。当クラブは周辺に広がるオーク・ツリーの森林を切り開きレイアウトされたコース。曲がりくねったキャスパー・クリークが巧みにコースに取り入れられ、これが名称の由来となっている。オープンは1944年、デザインは名称ロバート・トレント・ジョーンズ・シニアによるもの。ゴルフ・ダイジェストでは4スターを獲得し、エレベイトされたティー・ボックスやグリーン、効果的に配されたバンカーなどジョーンズの特徴が随所に見る事が出来る。
アップダウンに富んだコースの全長は6690ヤード、パー72。フェアウエイは全体を通してやや広めといった印象。左右ドッグレッグのホールもあり、バラエティー豊かだ。グリーンはミディアムサイズ、スピードも速くアンジュレーションに富んでいる。
フロントは距離はさほどでもないが、打ち下ろしや打ち上げ、ウォーターハザード、ドッグレッグのホールが多い。1番は豪快な打ち下ろしが楽しめるロング。しかしグリーン手前にはクリークがあるので要注意。続く2番はハンディーNo1。前半で唯一400越えるミドル。右にドッグレッグし緩やかな登りが続く。グリーンもかなりエレベイトされているため、クラブの選択は慎重にいきたいところだ。前半の上がり3ホールも距離は無いがドッグレッグやクリークなどがありローハンディー・ホールが連続している。
バックはフロントより200ヤード程長く、ややフラットでストレートのホールが多い。400ヤードを越えるミドルが幾つもあり、特に11番は最長で445ヤードの長いホール。途中にはクリークがありそこからは緩やかな登り。ここのグリーンもかなりエレベイトされ、また大きなバンカーがしっかりとプロテクトしている後半の最難関ホールだ。17番も425ヤードの長いミドル・ホール。他のホールに勝るとも劣らない難ホールと言えるだろう。
前半はショットメーカー・デライト、ロングヒッターには楽しみなホールが続く後半。スコアーはさておき、名匠ジョーンズの『クラシック』とも言うべきコースを楽しんで頂けること間違いなし。
(ケーシー谷口)
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- 2320 South Road (Route 9) Poughkeepsie, NY 12601
- Tel 845-463-0900
- www.casperkillgolf.com
- パブリック、コンペ可
- オープン期間 4月〜11月末
- グリ−ン・フィー
週日$50、週末$80(カート込み)
- 設備:レストラン、バー、プロショップ、ドライビングレンジ
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- ソー・ミル、タコニックへとパークウェイを乗り継ぎExit26から、I-84を西へ向かう。Exit 13Nで降りルート9を北に向かい数マイルでコースは右側。
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