[vol.2] バリーオーエン・ゴルフ・クラブ（NJ)

Ballyowen Golf Club（NJ）
バリーオーエン・ゴルフ・クラブ

ノーザン・ジャージー屈指のスコティッシュ・リンク

マンハッタンより１時間余り。サセックス・カウンティーに位置するクリスタル・スプリングス・リゾートは、気軽にウィークエンド・ゲートウェイを過ごせる近場のおすすめリゾート。さまざまなアクティビティーが四季を通して楽しめ、ゴルフ場は4つのレギュラー・コース、2つのハーフ・コースを所有している。

当リゾートのコースは数々のアワードに輝いているが、その中でも最も高い評価を受けているのがここだ。1998年のオープン以来、ゴルフウィーク、ジャージー・ゴルファー、パブリンクスでニュージャージーNo.1にランクされ、ザガット誌では全米トップ50パブリックに数えられている。250エーカーという広大な敷地にレイアウトされ、四方を囲むスカイランドの360度パノラマが楽しめる。

コースは全長7000ヤードを越えるスコティッシュ・リンクス・スタイル。70余りのバンカーのほかウォーターハザードは4ホールにとどまるが、これら以上に気を付けたいのがリンクス特有の長いラフ。グリーンもアンジュレーションに富み、チャレンジングなデザインは上級者にも手応え充分だ。

前半の難関はウォーターハザードが設けられた2ホール。一つ目は6番ショート。池越えのうえにグリーンはハーフアイランドなのでティーショットは慎重に行きたいところ。ハンディー15だがここでつまずくプレイヤーも多い。2つ目は続く7番ミドル。池沿いに大きく右にドッグレッグしており最長で473ヤードある長いホール。グリーン右サイドは池で、グリーン手前のフェアウエイもかなり狭くなっているのでセカンド以降が攻略のカギ。ハンディー1のこのホールは当コースのシグニチャーホールと言える。後半では400ヤードを越える長い14、16番ミドルがローハンディーのホールとなっている。

蛇足だが12番ホールのフェアウエイ脇には羊が放牧されており、本場スコットランドのリンクスを彷彿とさせるもう一つのシグニチャーホールだ。

スターターを始めスタッフはスコットランド伝統のキルトがユニフォーム。またバグパイプの生演奏も楽しめスコットランド色たっぷり。高級リゾートだけあってコースの整備やサービスの質も申し分なし。まさにNo1パブリック・コースだ。（ケーシー谷口）