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訃報「がりさん」逝く。江戸前を革新した寿司職人

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訃報「がりさん」逝く
江戸前を革新した寿司職人

2025年10月31日号掲載|11

寿司レストラン「がりのすし(Sushi of Gari)」の創業者で元オーナーの「がりさん」こと杉尾雅利(すぎお・まさとし)氏が10月17日、東京都南麻布の自宅で妻の陽子さんに看取られながら永眠した。名前の「雅利」を音読みした店名「がり」は、杉尾氏のニックネームとして多くの人々から愛されていた。

杉尾雅利
「がりのすし(Sushi of Gari)」の創業者で元オーナーの「がりさん」こと杉尾雅利(すぎお・まさとし)氏

杉尾氏は1978年に来米。有名寿司店で経験を積み、1997年に一号店をアッパーイーストサイドにオープン。評判となりマンハッタン内に数店舗をオープンした。正統派の寿司シェフでありながらも、創作寿司のパイオニア的存在。アメリカ人が醤油をたっぷり付けて寿司を食べているところや、醤油以外のソースを付けているのを見て、どうにか繊細な本来の寿司のおいしさを楽しんで欲しいと考た杉尾氏。江戸前の基本を覆し、「焼く」、「揚げる」などの調理や、トッピングやシーズニングをプラスすることで新たな寿司の形を提案した

数年前に店を売却して日本に帰国。夫人とともに新たな人生を謳歌していた。

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「がりのすし」は現在もマンハッタンに3店舗を展開中。創業者の訃報に際し、哀悼の意を表明。同時に、同氏の献身に謝意を伝え、その遺産と志を受け継いでいくとコメントを残している。

杉尾雅利

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