2018年12月21日号 Vol.340

神舘美会子ドローイング展
「内なる自然に出会う」

神舘美会子


ニューヨーク在住の画家・神舘(みたち)美会子の個展「内なる自然に出会う」が、12月17日(月)から2019年2月5日(火)まで、金融街のインターナショナル・センターで開催されている。近年彫刻作品が多いが、今回はドローイング展。
タイトルの「内なる自然」とは、言い換えれば「無意識の世界=脳内の自然」だと神舘は解説する。「そこは人類の起源にまで遡ることができる未知の場所。今はただ、もう一つの自然の様相を描くことに夢中です」と話す。
5点シリーズ「ワンダー・オブ・インフィニティー」は、いずれも森を分け入り、無限の世界を見る作品群。神舘の作品には樹木が多い。「世界の合言葉は森だから。森を守ることは人類を守ること。私にとって森は想像力の源なのです」と言う。作品を通して、ファンタジーの世界への入り口を提供する。
神舘は武蔵野美術大学油絵科卒業。1971年女流画家協会展で受賞後アメリカに。75〜81年版画を学び、ユーゴスラビア国際版画ビエンナーレ入選。プラット・インスティチュート・グラフィックショーほか各種展覧会での受賞多数。

■12月17日(月)〜2019年2月5日(火)
■会場:International center of CCCS
 80 Maiden Lane 14th Fl.
 (bet. William & Pearl Sts., near Gold St.)
■TEL: 646-794-3745



HOME