2018年12月21日号 Vol.340

グラフィティーアーティストSHIRO
ブロンクスで個展開催中

SHIRO


ニューヨーク在住アーティストSHIROの個展「It's Okay」が、サウスブロンクスのギャラリーで12月15日(土)から始まり、1月16日(水)まで開催されている。
展示はミックスメディア17点と、ドローイング12点。それらに加え、ギャラリー内の壁一面に、スプレー缶でグラフィティーを描いている。
今年でグラフィティーを始めて20年になるSHIRO。「20年前、静岡の焼津で描き始め、20年後に自分が40代になるまで、人生すべてを賭けて続けているなんて思っていなかった」と話す。
「辛いこともいっぱいありましたが、自分らしく生きてきて、今は本当によかったと思います。だからタイトルは『イッツ・オーケー』です」とも。
SHIROは、2002年から2年間ニューヨークで過ごす。そこでリアルなストリートアートを肌で感じ、多くのグラフィティーイベントや、音楽イベントにゲストアーティストとして参加してきた。14年にアーティストビザを取得すると、再度活動の拠点をニューヨークに移す。世界を一人で旅し、各地で壁画を描き続ける。
独自のアパレルライン「BJ46」も持ち、そのデザインも手がける。日本の正看護師の資格を持ち、長年医療現場で勤務してきたという変わり種だ。医療現場での経験は、人生観とアート作品に大きく影響を与えたという。

■2019年1月16日(水)まで
 月〜金11an-5pm
 土日:要アポイントメント
■会場:WALLWORKS NY Gallery
 39 Bruckner Blvd., Bronx
www.wallworksny.com


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