2020年12月18日号 Vol.388

日系高校生2人が企画
初の「漢字コンテスト」
作品募集、入賞者には賞金も

コンテストを企画・主催する山田くん(左)と鳥居くん

アメリカに住む日系高校生2人が企画・主催する第一回「インターナショナル・オリジナル漢字コンテスト」がこの冬、オンライン開催される。コンピューターで制作した漢字アートの、芸術性と創造性を競うコンテストだ。

中学生部門と高校生部門があり、現在コンテストのホームページ(別記)で作品を募集中。作品テーマは「FUN(たのしい)」。応募締め切りは2020年12月31日(木)。審査結果は2021年1月、入賞者にEメールで通知され、正式発表は2月の予定。

参加資格として国籍は問わない。世界中の中高生、日本語を学ぶ外国人学生が、世界中どこからでもオンラインで参加できる。

漢字アート初心者のために、コンテストのホームページでは制作のアプリやツール、作品例などアドバイスも満載。

コンテストの審査員は、ジョージワシントン大学語学センターのターナー郁子所長と、スミソニアン図書館の吉村玲子司書長が務める。ジャパン・ファウンデーションもこのプロジェクトを支持し、告知協力を提供。企業スポンサーも得て、中高各部門の最優秀賞に100ドル、スポンサー賞に50ドルの賞金が授与される。

このコンテストを企画・主催するのは、メリーランド州ベセスダ・チェビーチェイス高校2年生の鳥居士翠(しすい)君と、ニューヨーク州ハリソン高校2年生の山田文治郎君だ。二人は開催の目的を次のように話す。

「コロナ禍で世界中の学生が、活動の場、勉強の機会を失う中、世界中のあらゆるレベルの日本語学習者が、学んだ知識を使って創造性と芸術性を発揮する機会を提供したいと思った。このプロジェクトを通じて、世界中の人が日本語、日本文化への理解を深めてもらえれば嬉しい。日本の文化、漢字の面白さを改めて知ってもらう良い機会になればと思っている」


■応募締め切り:12月31日(木)
■結果発表:2021年2月
■問合せ:beautyofkanji@gmail.com
■応募は下記HPから
https://ja.originalkanji.org


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