2020年12月18日号 Vol.388

「ジェイフード」日本食プロモ
ハイテク導入で試食・試飲会

ショッピングモール内に出現したロッカー

日本食品海外プロモーションセンター「ジェイフード(JFOODO)は12月8日(火)から13日(日)まで、ハドソン・ヤードで、ポップアップ・イベント「レストラン・アンロックド・トゥー・ゴー!」を開催した。海外消費者向けのプロモーション強化を通じ、需要を喚起することで、輸出拡大を目指す。

「ジェイフード」とは、日本貿易振興機構(ジェトロ)に設置された日本産農林水産物・食品のブランディングを担う組織。既に日本のイメージとして定着している「武士道」、「剣道」、「柔道」などと並ぶような「食の道」を世界に発信、日本文化のひとつとしてアピールする。

今回は、シーフードと日本酒を組み合わせることで生まれる旨味の相乗効果を体感するというもの。昨年は、ギリシャ料理店で開催されたが、今年はコロナ禍で店内飲食に制限があることから、「ハイテク」を導入。ハドソン・ヤードに特別なフード専用ロッカーを設置。参加者はそこから弁当箱と日本酒をピックアップし、テイクアウト形式で、フードと日本酒とのペアリングを楽しむという企画だ。

酒と相性が良い魚介類の弁当

ペアリングは兵庫純米大吟醸「明石鯛」

フードを手がけたのはシーフードレストラン「アクアヴィット」のヨハン・スベンソン氏。酒は、南部美人、楯野川、菊水、明石鯛、月桂冠の5種類で、弁当とともにいずれかの小瓶1本付き。さらに、酒瓶に貼付されたQRコードをスマホでスキャンすることで、シーフードと酒の楽しみ方を紹介するツアー「蔵旅行」が案内される仕組みだ。

 コロナ禍で「対面での対応」が制限される中、最新テクノロジーを取り入れたジェイフードの新しいプロモーション形態として注目される。




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