2020年12月18日号 Vol.388

オウチで楽しむ世界の音楽
「グローバルフェスト」(2/2)

出演アーティスト紹介



■アディティヤ・プラカーシュ・アンサンブル
(アメリカ、インド)南インド古典音楽の若獅子。力強く瞑想的な歌声が、ジャズの即興演奏とインド哲学的な幾何学の融合を可能にする時、脳の回路は出口のない迷路と化す。分析不可能の瞑想音楽。

■デディケイテッド・メン・オブ・ザイオン
(アメリカ)ノースカロライナ出身のソウルシンガー4人は、ボーカルグループとしても家族としても結束している。教会で歌い込んだゴスペル音楽が、一糸乱れぬハーモニーを奏でる。

■エドウィン・ペレス
(アメリカ)プエルトリコ生まれのペレスが、ニューヨークに移住したのは18歳の時。その後、gFにも出演したラ・エクセレンシアを結成し、ボーカルと作曲を担当。明けても暮れてもサルサを歌ってきた正真正銘の男が音を「ダンス」させる。



■エリサピー
(ヌナビク、カナダ)カナダのインディアン、イヌイットの血を受け継いだアーティスト。白夜の中、焚き火をしながらエスキモーたちと語らいの空間を共有しているような、時に冷え冷えとした、時に温もりを感じさせる詩を歌う。

■ヒット・ラ・ローサ
(ペルー)2013年にリマで結成。サイケでトロピカルなギターと、女性ボーカルがダンサブルにポップに弾け合う。アンデス山脈から南太平洋の沿岸を俯瞰飛行するコンドルも踊る。

■ラベス
(アルジェリア、カナダ)ネジム・ブイズールの情熱を絞り出すようなハスキーボイスと、命ほとばしるギターがトレードマーク。フラメンコ、ジプシー・ルンバ、北アフリカの伝統音楽のリズムを巧みに刻み、母国語であるアラビア語、フランス語、スペイン語で歌う音楽はエキゾチック。



■ナトゥ・カマラ
(ギニア、アメリカ)西アフリカで、女性のエンパワーメント運動にも貢献するカマラ。そんな「力強さ」とは裏腹に、その歌声は大地の母のように優しくリスナーを包み、心地よいアフリカのそよ風を吹き込む。

■ノラ・ブラウン
(アメリカ)アパラチアンミュージックの伝統を引き継ぐ、と聞けば、年季の入った人物を想像するが、バンジョーを奏で、バラードを歌うブラウンは若干14歳。その演奏も音の深みも渋さが光る。

■ラケーレ・アンドリオーリ
(イタリア)ラケーレの歌には人生とドラマがある。イタリア半島のかかと、サレントに音の根を広げ、地中海を越え、世界へ向けて声の枝を広げる。ラテンの血が騒ぎ、灼熱の歌姫が乱舞する。



■ソフィア・レイ
(アルゼンチン、アメリカ)レイの音楽の旅は、列車から眺める景色が移り変るように国境を越える。南米のフォーク音楽からジャズまで、ベルベット・ボイスが音のカンバスを優雅に彩る。

■ヴォックス・サンブー
(ハイチ、カナダ)ハイチ出身、カナダ在住のシンガー。流暢に多国語を操り、旋律に乗せる。ハイチ音楽の伝統的なリズムを、アフロビート、ジャズ、レゲエ、ヒップホップにブレンドさせ、ハイブリッドなカリビアン・ワールドを提供する。

●以下は2度目の出演(カッコ内は出演年)
●ダッカブラッカ:ウクライナのアヴァン・フォーク・グループ (2014年)
●エメル・マトルティ:チュニジア出身のシンガーソングライター (2015年)
●ロキア・トラオレ:ミラノ出身のシンガー (2005年)
●マーサ・レッドボーン:アメリカン・インディアンとアフリカン・アメリカンのルーツを持つボーカリスト兼ソングライター(2013年)

globalFEST 2021
Tiny Desk meets globalFEST
■1月11日(月)8pm〜14日(木)
■無料
■視聴リンク:
www.youtube.com/user/nprmusic
■問合せ:info@globalfest.org
https://globalfest.org

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