2021年12月17日号 Vol.412

秋の叙勲・旭日大綬章
ケネディ元駐日大使へ

ケネディー氏(左)と山野内大使

日本政府は令和3年秋の叙勲において、キャロライン・ブーヴィエ・ケネディ元駐日アメリカ合衆国大使へ旭日大綬章授与を決定。在ニューヨーク日本国総領事館は12月8日(水)、総領事・大使公邸で同氏への叙勲伝達式を開催。知人や関係者らが多数出席し、同氏の叙勲を祝った。

ケネディ大使は、平成25年に史上初の女性駐日米国大使として赴任。多くの歴史的要人の往来を成功させた他、35都道府県を訪問して市民との交流を行い、日本国民との関係を積極的に構築。日米両国の友好親善や相互理解の増進に大きく貢献した。



東日本大震災被災地の復興支援、日米安全保障体制強化及び在日米軍再編問題への取組、オバマ大統領による広島訪問、安倍総理による真珠湾訪問、女性活躍の促進等の活動に尽力した。

また大使離任後にも、高松宮宣仁親王の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」という遺志を継ぎ設立された高松宮殿下記念世界文化賞でアメリカ国際顧問を務めるなど日米間の文化交流促進等の活動を続けている。

伝達式では、岸田文雄内閣総理大臣を始め、菅義偉前総理、安倍晋三元総理らから祝辞が届けられ、山野内勘二総領事・大使が代読。ケネディ氏は感意を述べた後、アジアソサエティー副会長のダニエル・ラッセル氏の音頭で乾杯。受勲を祝った。


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