2021年12月17日号 Vol.412

「アンサンブル麻生OBOG会」
文部科学大臣賞を受賞
五嶋みどりがサポート

楽器指導支援プログラムの一貫として県立麻生養護学校高等部を訪問した五嶋みどり(Photo by S. Suzuki)

バイオリニストの五嶋みどりが主宰する非営利団体「ミュージック・シェアリング」がサポートする「アンサンブル麻生OBOG会」(神奈川県)が、11月5日に発表された令和3年度「障碍者の生涯学習支援活動」において「文部科学大臣賞」を受賞。12月7日(火)、文部科学省東館3階第一講堂で、オンライン授与式が行われた。

「文部科学大臣賞」とは、日本国内において様々な分野で顕著な活動や成果を挙げた個人・団体に対して授与されるもの。「アンサンブル麻生OBOG会」は、県立麻生養護学校高等部アートコースにおける音楽グループの卒業生の集まりで、バイオリンやフルートの練習を続け、毎年地域のコンサート等でその成果を披露している。



1992年に発足した「みどり教育財団東京オフィス」は、文化・芸術の振興と子どもの健全育成を目的として活動。2002年から「ミュージック・シェアリング」と改名し、子どもや障碍者、高齢者など、社会的弱者に「生の音楽」に触れる機会を提供している。

受賞にあたり五嶋は、「ミュージック・シェアリングを開始してから約30年。今回の受賞は、当事者だけでなく、支え続けてきた家族や知人の皆様にとっても大きな励みになりました。また、同プログラムに賛同し、ご支援いただいたサポーターの皆様には心から感謝しています」と謝意を伝えている。

ミュージック・シェアリング
http://www.musicsharing.jp


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