2021年12月17日号 Vol.412

JSダンス・フェスティバル
「日本と東アジア」北米初演3作品

「Complement」© Korea National Contemporary Dance Company

ジャパン・ソサエティー(JS)が、2022年1月14日(金)・15日(土)、「コンテンポラリー・ダンス・フェスティバル:日本と東アジア」を開催する。JS芸術監督・塩谷陽子氏が厳選した、革新的かつ完成度の高いダンス作品を、日本、台湾、韓国からそれぞれ1作品ずつ、いずれも北米初演となる計3作品を上演する。



このフェスティバルは過去約20年間で計18回開催。当初は2021年1月開催を予定していたが、新型コロナウィルスの感染拡大により延期。同年秋からライブ(生)公演を再開し、このフェスティバルも開催できることになった。上演作品は以下の通り。

(「Touchdown」© Hsin-Che Lee

Complement(韓国)
チクタクという時計の音に合わせ、ゼンマイ仕掛けの玩具のような、デジタル技術を駆使したコミカルな作品。韓国のデュオ「チェXカン・プロジェクト」が手がける。

Touchdown(台湾)
数学者から振付家に転身した鄭皓チェン・ハオのソロ・パフォーマンス。黒板に見立てた舞台で、反復的な円の動きを用いて量子物理学の世界を探索する。

阿吽山水(日本)
舞踏ダンスを基礎とする鯨井謙太郒(笠井叡・天使館出身)と、奥山ばらば(麿赤児・大駱駝艦出身)のデュオ・プロジェクトによる作品。同じ舞踏というジャンルでも、異なる2人のアーティストが「阿吽」というテーマを体現する。

「阿吽山水」A HUM SAN SUI © bozzo

両日とも午後6時45分からJSロビーで、台湾で最も評価の高いダンスカンパニーのひとつ「HORSE」創設者・蘇威嘉スー・ウェイチャ振り付けによるソロ・パフォーマンス「FreeSteps - NiNiニニ」が、特別上演される。チケットは不要だが、人数制限120人。

■2022年1月14(金)・15日(土)7:30pm
※14日:終演後レセプション ※15日:アーティストの質疑応答
※両日:6:45pmロビーでパフォーマンス
■会場:Japan Society:333 E. 47th St.
■一般$30/JS会員$25
■Box Office: 212-715-1258
www.japansociety.org


HOME