A set model by Charles Edwards for David McVicar's new production of Giordano's "Fedora."
Sonya Yoncheva in the title role of Giordano's "Fedora." Photo: Paola Kudacki / Met Opera
あらすじ ロシアの皇女フェドーラは、ウラジミーロ大尉との結婚を控えているが、彼は向かいに住んでいるロリス・イパノフ伯爵に撃ち殺されてしまう。フェドーラは、殺人犯と思われるロリスに近づいて証拠を突きとめ、警察に密告する。 しかし、憎しみとは裏腹に、魅力的なロリスに次第に惹かれていく。 ロリスの弟が事情聴取で捕まり、運悪く留置所が洪水になり死んでしまう。更に母親もショックで亡くなる。フェドーラは、罪なき人を犠牲にしたことを悔やむ。 また、ロリスからフェドーラの婚約者のウラジミーロ大尉が、ロリスの妻と不倫している現場を押さえ発砲し、彼の妻もショックで病死したという衝撃の事実を聞かされる。ロリスとフェドーラはスイスで愛の生活を送るが、彼が外へ出たとたん、投獄されてしまう。本当に愛しているなら、どこにも行かないでと懇願するが、フェドーラは密告した罪の意識に耐え切れず、毒薬を飲んでロリスに赦しを請いながら死ぬ。(針ヶ谷郁) FEDORA フェドーラ 新演出 ■イタリア語上演 2時間25分(休憩1回) ■作曲:ウンベルト・ジョルダーノ(1867~1948年) ■原作:ヴィクトリアン・サンドゥの小説(1881年) ■初演:1898年 ミラノ ■演出:デイヴィッド・マクヴィカー ■舞台美術:チャールズ・エドワーズ ■指揮:マルコ・アルミリアート ■出演:フェドーラ:ソニア・ヨンチェヴァ ロリス・イパノフ:ピョートル・ベチャワ オルガ:ローザ・フェオラ デ・シックス:アルトゥール・ルチンスキ ■12月31日(ガラ)/1月4日/7日/11日/14日(M)、19日/22日(M)/28日 ■Metopera.org Tweet