2019年11月29日号 Vol.363

[ナットクラッカー3選](1)
家族で楽しめる正統派バレエ
NYCB「ジョージ・バランシンのナットクラッカー」


ニューヨーク・シティ・バレエによる「ナットクラッカー」Photos by Erin Baiano




毎年恒例、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)による「ジョージ・バランシンのナットクラッカー」が11月29日(金)から2020年1月5日(日)まで、リンカーンセンターのデビッド・コーク・シアターで上演される。アメリカを代表するバレエ振付師でNYCB設立者のジョージ・バランシンによるもので、毎年10万人以上が来場する人気演目。

今年の出演者を総合すると、ダンサー90人、ミュージシャン62人、ステージバンド40人、さらに125人以上の子どもたちと大所帯。舞台セットも豪華で、12フィートから40フィートに巨大化する重さ1トンのクリスマスツリー(周囲の風景を大きくすることで、主人公たちが「こびと」になったことを表現)や、ステージを彩る美しい吹雪、子どもたちが憧れるお菓子の国など、幻想的で魔法のような世界が展開される。

George Balanchine's The Nutcracker
■11月29日(金)〜2020年1月5日(日)
■会場:David H. Koch Theater
 20 Lincoln Center Plaza
■$60〜
www.nycballet.com



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