2020年11月27日号 Vol.387

新パッケージで登場!
環境問題に配慮
サンヌードルのラーメン


新パッケージで登場(写真は味噌ラーメン)

各種麺類を製造卸・販売するサンヌードル社では、「製麺屋のラーメン」シリーズのパッケージを一新。内容はこれまで通り、味と素材にこだわった「クラフトラーメン」と、スープのセット(2食分)。自宅で手軽に本格ラーメンが楽しめるとあって、多くのファンを持つサンヌードル社の主力商品だ。

「全米に本物の日本の麺を届けたい」と1981年、現CEOの夘木栄人氏がハワイで創業したサンヌードル社。以来、ラーメンやうどん、焼きそば、日本そば、餃子の皮などを製造。現在、1日の総出荷量は25万食に及ぶ。

これまで、消費者に親しまれてきたラーメンのパッケージを変更した最大の理由は、プラスチックの削減だ。世界各地で「使い捨てプラスチック製品を減らそう」という動きが起こり、ニューヨーク州でもレジ袋の使用を禁止。「エコ」の観点から商品パッケージを見直す企業が増えており、環境汚染の改善に期待がかかっている。


環境に配慮したエコ・パックと、味・素材にこだわるCraft Ramen

今回、同社が取り組んだパッケージ変更は、プラスチック削減に向けた第一歩。北米サンヌードル社の夘木健士郎社長は、「今後もプラスチックの使用を減らし、地球環境にやさしい企業を目指したい」と話す。

昨今のラーメン・ブームで、非日本人にも人気が高いラーメン。新パッケージでは、思わず食べたくなるような料理例の写真をメインに、日本語表記を減らし「RAMEN(ラーメン)を強調。環境問題に敏感な人々にアピールできるよう「ECO PAC(エコ・パック)」のマークと、社名ロゴをアイ・キャッチにしたシンプルでインパクトがあるデザイン。

味は醤油、味噌、豚骨、坦々麺などで、すでにアジア系グロセリーを中心に展開。さらに、ホールフーズやウェグマンズなどにも市場を拡大している。




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