2021年11月26日号 Vol.411

NYCBのナットクラッカー
13歳の軍司兼成さん
大役に抜擢!

軍司兼成さん

毎年恒例、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)による「ジョージ・バランシンのナットクラッカー」(くるみ割り人形)が11月26日(金)から2022年1月2日(日)まで、リンカーンセンターのデビッド・コーク・シアターで上演される。アメリカを代表するバレエ振付師でNYCB設立者のジョージ・バランシンによるもので、毎年10万人以上が来場する人気演目だ。出演者はダンサー90人、ミュージシャン62人、舞台係40人、さらに125人以上の子どもたちと大所帯で、「レッド・キャスト」と「グリーン・キャスト」に分かれて上演される。



今回、主人公のマリーを救うため、おもちゃの兵隊を率いて戦うくるみ割り人形役と、マリーをお菓子の国へ導く王子役(魔法が解けたくるみ割り人形)に、13歳の軍司兼成(ぐんじ・けんせい)さん=写真=が抜擢された。兼成さんはこれまでにも同作の2018年と2019年で、パーティに集まった子ども役として出演。今回のオーディションで、見事、大役を射止めた。兼成さんが出演するのは「レッド・キャスト」。

千葉県生まれの兼成さんは、5歳からヒップホップ・ダンスを、7歳からバレエを開始。9歳で両親と共にニューヨークに移り、直後にはスクール・オブ・アメリカン・バレエのオーディションに合格。現在も同スクールで研鑽を積んでいる。

兼成さんは、「アジア人、日本人として大きな舞台に立てることを、とても誇りに思っています!」と明るく話している。

■11月26日(金)〜2022年1月2日(日)
■会場:David H. Koch Theater
 20 Lincoln Center Plaza
■$45〜
www.nycballet.com
★軍司兼成さんは「レッドキャスト」(以下)に出演
11月27日(2pm/8pm)、12月1日(7pm)、3日(8pm)、5日(1pm/5pm)、8日(2pm/7pm)、9日(7pm)、11日(2pm/8pm)、14日(7pm)、17日(8pm)、19日(1pm/5pm)、22日(2pm/7pm)、24日(2pm)、28日(7pm)、30日(2pm/7pm)、1月2日(1pm/5pm)


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