2021年11月26日号 Vol.411

会津本郷焼展
「伝統を、つくり続ける」

福島県会津美里町で、400年間にわたって受け継がれてきた伝統工芸・会津本郷焼。地元に残る12の作家/窯元による展示会「伝統を、つくり続ける」が、12月9日(木)から23日(木)まで、ブルックリンのプロジェクトスペースで開催される。



焼き物の産地としては珍しく、土を原料にした陶器と、石を原料にした磁器が同時に作られるのも、会津本郷焼の大きな特徴だ。最盛期には100を超えた窯元も、時代と共に減り、現在残るのは、今回展示に作品を出展している12人の作家/窯元のみになった。小さな産地と言われるようになった今だからこそ、残った窯元が結束し、本郷焼の伝統を未来に伝えようとしている。12の窯元がそれぞれの個性を主張しながらも、互いに尊重し、日々新しい技法を取り入れるべき尽力している。今回の展示のタイトルは、「伝統とは、時と共に変化し、つくり続けるもの」との12窯元の思いからだ。

●12月9日(木)〜23日(木)
●オープニングレセプション:12月11日(土)4:00〜7:00pm
●HACO-project space-:31 Grand St., Brooklyn
cruise@haconyc.com、Tel:917-582-0803
www.haconyc.com
●会津本郷焼HP:https://aizuhongouyaki.jp


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