2018年11月16日号 Vol.338

有田焼の小畑裕司
萩焼の納冨晋
大西ギャラリーで作陶展

小畑裕司
小畑裕司「Cherry Blossoms with Thick Trunk and Red Leaves」(2018年)

納冨晋
納冨晋「Ao-Hagi "Yuragi" Flower Vase 01」(2018年)


チェルシーの大西ギャラリーで11月半ばから、2人の日本人陶芸家の作陶展が開催される。
11月13日(火)から28日(水)は、有田焼陶芸作家・小畑裕司による桜をテーマにした作品展。ニューヨークでの個展は2回目となる。
「桜」は、小畑がライフワークとして掲げてきたテーマ。この個展で、桜の美を改めて見直し、さらなる深みを求める。白磁をキャンバスとし、自由なフォームで新たな表現に挑んでいる。

11月15日(木)から28日(水)は、萩焼作家・納冨晋(のうとみ・すすむ)の作陶展「青萩」。
400年以上の歴史を持つ山口県の萩焼。地元出身の納富は、青い空や海、宇宙を連想させる繊細な萩焼作品が特徴。土の配合と、釉薬のバランスが醸し出す「青萩」は深い青色。藍色から、白波を思い浮かべる青白い色まで、幅広いグラデーションが印象的だ。
納冨は、還元焼成によってもたらされる「青萩」を基調に、裂文、流文、ゆらぎシリーズなど、新しい萩焼の表現に挑戦し続ける。

有田焼・小畑裕司個展
■11月13日(火)〜28日(水)
 オープニング:13日(火)
 6:00-8:00pm
萩焼・納冨晋個展
■11月15日(木)〜28日(水)
 オープニング:15日(木)
 6:00-8:00pm


■会場:大西ギャラリー
 521 W. 26th St.
 (bet. 10th & 11th Aves.)
■問合せ:
 TEL: 212-695-8035(日本語可)
 info@onishigallery.com
onishigallery.com


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