2019年11月15日号 Vol.362

上村栄司パールジュエリー展
真珠の新しい可能性追求


三重県南伊勢町出身のジュエリーアーティスト、上村栄司(うえむら・えいじ)の「パールジュエリー展」が、11月21日(木)から27日(水)まで、日本クラブ内日本ギャラリーで開催される。
上村は、1929年創業の上村真珠養殖3代目として、真珠養殖業に携わりつつ、真珠の新しい可能性を追求するジュエリーアーティストだ。真珠のデザインに漆や金粉、竹、藍染などの「和」を取り入れ、独創的な作品を生み出す。
日本ギャラリーでは2回目の個展となる今回は、漆で文様を描き、金銀などの金属粉を付着させる「蒔絵シリーズ」、真珠の表面に切子をほどこした「切子シリーズ」をはじめ、江戸時代からの手法で染め上げた世界初の「本藍染め真珠」や、ありのままの自然な輝きを放つ「自然色・無添加パール」を紹介。珍しいところでは、四角い真珠や、直径22 ミリ以上ある大きな真珠、黒竹(くろちく)との組み合わせによる斬新な作品の数々も見どころだ。真珠を身に着けるだけでなく、身の回りに置いて豊かな時間を楽しむための提案も行う。
オープニングレセプションでは、上村がパールジュエリーについて話をする。初日を除き、開催期間中は予約制で、上村から直接展示案内を受けることができる。詳細は問い合わせを。

■11月21日(木) ~27日(水)
 オープニングレセプション:
 21日6:00〜8:00pm
■会場:日本ギャラリー(日本クラブ7階)
 145 W. 57th St.
■TEL: 212-581-2223
■入場無料
www.nipponclub.org



HOME