2020年11月13日号 Vol.386

陶彫刻二人展「Seen Unseen」
京都から秋山陽、北村純子夫妻


(左)秋山陽 「Untitled T-198」(無釉陶磁器)、(右)北村純子「Vessel 19-B」(陶磁器)

アッパーイーストサイドの画廊ジョーンBマービスリミテッドが、11月3日(火)から12月18日(金)、秋山陽・北村純子夫妻の陶彫刻二人展「Seen Unseen」をオンラインで開催する。来廊希望者は別途問合せを。

秋山・北村夫妻は、京都在住の人気現代陶芸家。秋山の作品は、大地をそのまま掘り起こしたかのような、ゴツゴツとしたダイナミックな土色の彫刻。北村の作品は、白黒幾何学模様で覆われた曲線美の彫刻。

対照的な作風を持つ二人が、今回は展示会のタイトル「見えること、見えないこと」をテーマに、陶造形の可能性を追求。それぞれに新作を発表する。

秋山陽は、195 3年山口県生まれ。78年京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了。最近の個展に、2019年の「Echoes: In the Beginning Was Clay」(Artcourt Gallery、大阪)や、2016年の「アルケーの海へ」(菊池寛実記念智美術館、東京)他がある。

北村純子は、 19 56年京都生まれ。82年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。20 09年東京国立近代美術館で「装飾の力」、同年米スミスカレッジ美術館での「Touch Fire: Contemporary Japanese Ceramics by women Artists」など。メトロポリタン美術館にも作品が収蔵されている。


■12月18日(金)まで
■展示サイト:
www.mirviss.com/exhibitions/seen-unseen
■来廊の問合せ:Joan B. Mirviss Ltd
39 E. 78th St. #401
■TEL: 212-799-4021
■info@mirviss.com



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