2021年11月12日号 Vol.410

能ウェビナー、味方玄氏迎え
「巴」を題材に

ニューヨークで能と狂言の普及を手がける非営利芸術団体「能ソサエティー」が11月22日(月)、観世流シテ方能楽師・味方玄氏を迎え、ウェビナー・能「巴」―ひとつの愛のかたち―を開催する。参加は無料。要登録。

昨年9月、矢来能楽堂で開催された東京公演の内容を基に、シテ(主役)の動きや謡を手がかりに、巴の心情や場面の背景を味方氏が解説する。通訳と字幕による日英2ヵ国語。



「巴」は、「平家物語」にも描かれる女武者・巴御前と、主君木曾義仲の最後の凄絶なドラマを描いた演目。巴の義仲への揺るぎない忠誠心と情愛、そして執心。戦乱の世に翻弄されながらも、主君との絆を一途に信じ、毅然と運命に立ち向かい、生き抜く一人の女性の姿が描かれている。

世界を舞台に活躍する味方氏は、能の伝統と現代性の自然な融合を求めた「テアトル能」を主宰。能楽堂を離れ、演能を楽しむサロン的な「座敷能」の開催や、著書「能へのいざない」の出版など、幅広く能楽の普及活動に尽力している。

■11月22日(月)8:00pm
■ZOOM開催
■参加無料、要登録:以下から
https://tomoe2021.peatix.com
■問合せ:info@nohsociety.org
■能ソサエティーHP:
www.nohsociety.org


HOME