2021年11月12日号 Vol.410

大西ギャラリー
「サロン+デザイン」出展
人間国宝含む作品群

玉川宣夫 MOKUME-GANE VASE 050,1996

現代日本を代表する最高の金属芸術品を集めた展示「金属の永遠の美しさ(The Eternal Beauty of Metal)」が、東66丁目のパーク・アベニュー・アーモリー(ブース C13)で開催される。今年で10周年を迎える「サロンアート+デザイン」展に参加するもので、同名展示は3月にチェルシーの大西ギャラリーで開催。この時は作品紹介がメインだったが、今回はインテリアデザイン、建築、家具に特化し、モダンなヨーロッパの現代家具に日本の伝統工芸をマッチさせた展示となっている。



タイトル「金属の永遠の美しさ」は、参加作家のひとりで日本初の女性人間国宝である大角幸枝(おおすみ・ゆきえ)が追求している創作哲学を反映。金属に「一瞬・一時的な輝き」ではなく、永遠の美しさを与えるというもの。展示は金、銀、プラチナ、銅、鉛、で作られた食器、雑器類が主で、彫刻、鋳造、象嵌など卓越した日本の技術と西洋の美の融合を見ることができる。作品はオンラインでの鑑賞も可能。

参加作家(順不同)
大角幸枝、家出隆浩、中川衛、佐故龍平、押山元子、玉川宣夫、畠春斎、般若保、大槻昌子、奥山峰石、魚住為楽、桂盛仁、宮田亮平、田中輝和、田口壽恒

■11月11日(木)~15日(月)
■会場:Park Avenue Armory
 643 Park Avenue
■11日〜15日の通しチケット$200
 12日〜15日(各日):一般$30、学生$10
 12日〜15日の通しチケット$60
■Tel: 212-616-3930
www.armoryonpark.org


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