2022年11月11日号 Vol.434

タイタニックに乗船した人々の物語
展示品200点以上
「タイタニック:ザ・エキシビション」

Photo courtesy : Titanic. The Exhibition

豪華客船「タイタニック号」の沈没事故を取り上げた「タイタニック:ザ・エキシビション(Titanic. The Exhibition)」が11月16日(水)から12月16日(金)まで、チェルシーで開催される。

1912年4月14日深夜、北大西洋で氷山に衝突したことで船体を損傷、浸水し、翌15日未明に沈没したタイタニック号。1496人が死亡した(死者数には諸説あり)20世紀最大の海難事故として知られている。



展示は200点以上のオブジェに加え、個人的なアイテムなどを公開。写真、手紙、記念品、身の回りの品々などを通して、乗組員と乗客の物語を伝える。豪華な一等特別室や質素な三等船室を含む船内も再現され、音声ガイドで船の歴史を案内。生存者のコメントや英雄的な行動を取った人々なども紹介される。

①キンクさんのブーツ(写真左・Photo courtesy : Titanic. The Exhibition)と、ベンジャミン・グッゲンハイム氏

生存者のひとり、ルイーズ・キンクさんが沈没時に履いていたブーツ=写真①左=。4歳だった彼女は家族とともに無傷で脱出した。

沈没後、生存者を救おうと自分が乗った救命ボートを現場へ戻らせようと奮闘した女性マーガレット・ブラウンは「不沈のモリー・ブラウン(Unsinkable Molly Brown)」と称賛された。

ジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」でも描かれたグッゲンハイム家のベンジャミン・グッゲンハイム=写真①右=は、救命ボートに乗る人々を助け、自身は避難することなく死亡した。

展示室ごとに無料の音声ガイドあり。スマートフォンにダウンロードして利用するためイヤフォン持参を奨励。所要時間は80分から90分。入場は時間指定・予約制。

Titanic:The Exhibition
■11月16日(水)〜12月16日(金)
■会場:526 6th Ave.(6番街と14丁目の角)
■大人$35、学生/シニア$27、4-12歳$23
 グループ(6人まで)$30/1人、4歳以下無料
https://titanicexhibition.com/nyc


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