2022年11月11日号 Vol.434

死亡事故が増える「冬時間」
交通事故減らすNYCの取り組み
「ダスク &ダークネス」キャンペーン

Image : New York City Department of Transportation

エリック・アダムスNY市長は11月3日(木)、交通事故防止キャンペーン「ダスク & ダークネス(Dusk and Darkness」を今年も行うと発表した。

歩行者やサイクリストにとって危険が増す夕方から夜間の道路。特に、夏時間が終了して日没が早くなる秋期から冬期の夕方、ラッシュアワーの時間帯は太陽の位置が低く、ドライバーの視界を遮ることで死亡事故に繋がる確率が高い。



NY市ではこの季節、すべての道路利用者の安全を守ろうと、2016年から同キャンペーンを開始。複数の機関が協力し、交通違反の取り締まり強化やドライバーへの啓蒙活動に加え、歩行者やサイクリストにも注意を促してきた。実施後5年間の夜間死亡事故を比較すると、毎年13.5%減少。また、歩行者では21.7%、サイクリストでは25.8%、平均死亡者数が減少している。

「ダスク & ダークネス」キャンペーンでは、ドライバーに対して特に2点を強調。時速25マイルで走行することと、角を曲がる時は5マイルで、歩行者に注意することを訴える。

歩行者に対しては、日没前後の時間帯が最も交通事故に合う確率が高いことと、夜間はドライバーの視界が悪くなることを理解し、常に車の動きに注意するよう呼びかけている。

"Dusk and Darkness" Campaign
■詳細
https://on.nyc.gov/3fxhggQ
http://nyc.gov/visionzero


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