2022年11月11日号 Vol.434

「白崎彩子 イン メモリアム」
回顧展 & トリビュート・コンサート
11月14日から16日まで

52歳で他界した白崎彩子さん

ニューヨーク東京藝大同窓会は11月14日(月) から16日(水) まで、同会会員のジャズピアニスト、故・白崎彩子(しらさき・あやこ)さんの活動を包括した回顧展とトリビュートコンサート「白崎彩子 イン メモリアム」を開催する。生前、白崎さんが果たした同会への尽力と、音楽を通した文化交流発展への貢献を讃える。会場は、ミッドタウンにある「ブルーギャラリー」。

回顧展では、コンサートの様子を収めた写真やビデオ映像、ステージ外のオフショットのほか、生前、愛用していた楽器や小物、楽譜などを展示する予定。また最終日の11月16日(水)午後7時30分からは、藝大同窓生を含む、白崎さんとゆかりがあったミュージシャンによるトリビュートコンサートが行われる。出演者は別記。


白崎さんは、東京藝術大学ピアノ科を卒業後、マンハッタン音楽院でジャズを学ぶ。修了後は、ニューヨークを拠点に日本やヨーロッパなど、世界各地で活動を展開。加えて、ブルックリンで「さくらミュージックスクール」を主宰し、子どもたちの音楽教育にも情熱を注いだ。また、ニューヨーク藝大同窓会主催のイベントにも積極的に協力、2017年から始まった美術・音楽合同展には3度出演し、美術作品とのコラボレーション・パフォーマンスを披露。「音楽家」としてだけではなく、「表現者」としての能力を惜しみなく捧げ、才腕を振るった。

2021年11月、白崎さんは癌のため52歳で他界。今回の「白崎彩子 イン メモリアム」開催について、主催者は次の様に述べている。

「白崎さんの最後の言葉、『私の人生があった、充実していて、家族にも友にも恵まれて、好きな音楽でも自分をいっぱい表現できて、幸せな生涯だった』という部分を、みんなにも喜んで祝ってほしいという想いを形にするべく、このイベントが、表現者・白崎彩子の人生を祝福し、ゆかりのあったアーティストと白崎ファンの、音楽を通した心温まる思い出共有の場となることを願っての開催です」
 
★出演者:
市川純子 (ピアノ)
中川直子 (ソプラノ)
金澤恵之 (作曲)
植田典子 (ベース)
佐伯麻由 (フルート)
カツキー真理(ピアノ・作曲)
渡辺朋(ヴォーカル)
三浦良樹 (ギター)
トーマス・ランドマン (ギター)

★展示会
■11月14日(月) 〜11月16日(水) 1:00pm〜7:30pm
★コンサート
■11月16日(水) 7:30pm〜8:30pm (終演後レセプションあり)
■会場:The Blue Gallery:
 222 E. 46th St.
■入場無料
■詳細:https://fb.me/e/1Q5IhMgzm
■問い合わせ:ニューヨーク東京藝大同窓会
tokyogeidai-ny@hotmail.co.jp (担当:金澤)


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